【鎌倉 グルメレポ】Capio - 長谷の古民家でゆったり楽しむシチリア料理と自家製チーズ
秋も深まり、紅葉シーズンに鎌倉エリアへ紅葉スポット巡りに出かける方も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめのランチとして、今回は南イタリア料理のCapio(カピオ)をご紹介します。
お店はJR鎌倉駅から江ノ電に乗って3駅の長谷駅にあります。改札を出てすぐ前の線路横の小道を歩き、徒歩5分程で着きます。週末の江ノ電はとても混雑していることで有名で、この日も満員電車に揺られ、長谷駅の改札を出るのにも一苦労でした。ですがこの小道に入ると不思議とグッと人が減り、静かにのんびり散歩気分で歩けます。
お店は路面から奥に入った場所にあり、駅から歩くと少し分かりづらいかもしれません。目印は御霊神社前の踏切で、小道を曲がった先で踏切に突き当たったら左手にある、木を基調とした古民家がお店です。踏切から振り返ると見える可愛らしいメニュー看板も目印です。
外観は木をくり抜いた店名のプレートや木に映えるブルーのドアがおしゃれで、日本とイタリアのデザインがミックスされていながらまとまっています。元々の建物は某テレビドラマのロケ地としても有名だそうですよ。
まるで素敵なお家に遊びに来たような感覚でお店に入りました。Capioは阿佐ヶ谷から移転されたご夫婦が開いているお店で、シチリアで修行経験のあるシェフのご主人と、気さくで丁寧な接客が心地よいホールの奥さんが迎えてくれました。
店内は屋根加工や張りが見えている天井があり、開放的な空間です。キッチン前にテーブル席が数席あります。
奥には半個室にもなるこじんまりとしたテーブル席があります。
ランチメニューはaのパスタセットかbの自家製チーズセットが選べ、本日の主菜もあります。
どんな頼み方をすればちょうど良い量か迷い相談すると、例えば大人2名の場合はaとbと主菜を1つずつ注文してシェアするパターンが多く、お腹いっぱいで食べきれないくらいの満腹感があるという声も聞くとのお話でした。
今回はアドバイスの通り次のメニューを注文しました。
aの前菜とパスタのセット¥1,980(税込)
bの前菜と自家製チーズのセット¥2,480(税込)+燻製モッツァレッラチーズ鉄板焼き¥220(税込)
本日の主菜の牛肉の煮込みナポリ風¥1,300(税込)
まずは前菜盛合せとフォッカッチャが来ました。前菜はケールのサラダ、なすの煮物、自家製クリームチーズが乗ったフリッタータ(イタリアのオムレツ料理)です。フリッタータはにんにくが香りクリームチーズと合っていました。
ランチセットではコーヒーかスープが選べます。今回はさつまいものスープにしました。
トロッと甘みがあってすぐに食べ切ってしまいました。
bセットはチーズ好きには幸せな盛合せです。
左上がリコッタチーズとアンチョビ、下がパンに乗った熟成チーズ、右上が燻製モッツァレッラチーズです。熟成チーズの表面が黒い方は、炭と醤油が使われているそうです。これらは全て自家製で、隣の工房で作られています。どれも美味しいのですが、特にリコッタチーズの食感がツルっともちっとしていて、さっぱりなのに濃厚な味わいでお持ち帰りしたいくらいでした。
aセットは鶏肉とアーモンドのソースにしました。アーモンドがソースになっている味付けのパスタは初めて食べましたが、鶏肉とアーモンドがまろやかで食感も良く美味しかったです。麺の茹で加減がちょうど良く固めです。
最後は主菜の牛肉と玉ねぎ煮込みです。牛肉がとても柔らかくガツンとしたお味で、付け合わせと一緒に食べるとちょうどマッチして良いです。ここまででかなり満腹、満足度高いです。
全体的にしっかりとした味付けでぜひお酒と一緒に食べたいお料理でした。
また、カラフルなお皿が目にも楽しく、イタリアの雰囲気満載でした。
建物とお料理とオーナーご夫婦のお人柄が合わさって、居心地の良い空間でまったりと過ごすことができました。
長谷でお酒を嗜みながらゆっくりランチやディナーをしたい方にぜひおすすめのレストランです。
店舗紹介
【Capio】
■住所:〒248-0021 神奈川県鎌倉市坂ノ下5–2
■営業時間:11:30~15:00、18:00〜21:30
■定休日:火曜、水曜のお昼
■駐車場:無
■TEL:0467-38-6698
※ディナーは10歳以下のお子様不可