【横須賀 ショップレポ】酒のデパート ヒトモト - まちの歴史を見てきたお酒の聖地!明治22年創業の老舗酒屋
京浜急行「横須賀中央駅」から徒歩4分程の場所に店を構える、老舗酒屋『酒のデパート ヒトモト』。
明治22年(1889年)、鎮守府(日本海軍提督府)が設置され海軍の町として発展途上にあった横須賀で、初代 一本治平(ひともと じへい)さんが『酒のデパート ヒトモト』の前身となる酒店を開業。
その後、幾多の戦争や関東大震災を乗り越えて、令和の現在でも同じ場所で『酒のデパート ヒトモト』は、酒屋を営んでいます。
じっくり見たい豊富な品揃え
一歩店に足を踏み入れれば、単なるまちの酒屋とは思えぬ品揃えに驚きます。
ウイスキーやブランデー、ジンにリキュールなどの洋酒類。
定番のものから、最近人気の国産のものや小さな蒸留所で作られているめずらしいものまで、ズラリ。
クラフトビールにも力を入れていて、全国各地へ仕入れに行き「これぞ!」という品々を揃えているとのこと。
店内にはワインセラーが設けられており、世界各国のこだわりのワインたちが、適切な温度と湿度で保管されています。
そして、ここ数年『酒のデパート ヒトモト』で特に力を入れているのが、日本酒。
びっしりと冷蔵ショーケースに陳列されている日本酒の中には、県内で扱っているところはなかなかない入手困難なものがいくつもあるのだそう。
バイヤーも務める営業部長の仲山さんが、全国を飛び回り蔵元を訪れ、吟味に吟味を重ね仕入れたものばかり。
特におススメなのが、こちらの3種。
左から、三重の「田光」、栃木の「惣誉」、富山の「羽根屋」。
ぜひ、味わって欲しい日本酒だそうです。
手軽に食べられる、お酒のお供のおつまみも。
横須賀の街ならではの、海外の葉巻タバコの取り扱いなどもあります。
豊富な種類の商品を取り扱う店員さんたちは、熟練のお酒プロフェッショナル。
お世話になった方に贈答用で買いに来たというお客さんには、「贈る相手のお酒の好み・渡すシチュエーション・予算」などを聞きながら一緒に商品を選んでくれます。
また、お供物用で探しているというお客さんには、のしの種類や表書きの書き方をアドバイスをしてくれたりと、とても頼れる存在です。
昭和を感じる雰囲気とお値段
『酒のデパート ヒトモト』のお隣は、角打ちスペース。
昭和44年(1969年)に始めたとのことで、今も変わらぬ昭和の雰囲気が何とも言えぬ味わいを醸し出しています。
※角打ちとは:酒屋の店内で、その店で買った酒を飲むこと。
細長い店内は、立ち呑みオンリー。
「ビール中瓶 (255円税込)」「焼酎 (300円税込)」「もつ煮込み (310円税込)」などなど…値段設定まで昭和のよう。
一人で来ていた男性の常連さんは、「ここはね、この値段がいいんだよ!」とおっしゃっていました。
最近では、週末になると都内から訪れる若いお客さんも多いのだとか。
定番からめずらしいものまで、豊富な品揃えが魅力の『酒のデパート ヒトモト』は、お酒好きにはたまらない、まさにお酒の聖地のようなお店です。
角打ちも体験しに、ぜひ、この週末に足を運んでみてはいかがでしょうか。
酒のデパート ヒトモト
営業時間
月・火・木~土 10:00~21:00
日・水・祝日 10:00~20:30
立ち呑みカウンター
月・火・木〜土 10:15〜20:30
日・水・祝日 10:15〜20:00
定休日
無休
電話番号
046-823-0455
支払い方法
現金、カード、電子マネー、QR決済(楽天Pay・PayPay)
アクセス
京浜急行「横須賀中央」駅より徒歩4分
住所:〒238-0007 神奈川県横須賀市若松町1丁目2
駐車場:なし