SPAらしい「いかにも」な記事ですが…
日刊SPAに「憧れの湘南暮らし、実は不便…」といった内容の記事が出ていました。
憧れの“湘南暮らし”で感じた不便なポイント――終バスが早い、飲食店が少ない、道路渋滞が多い… | 日刊SPA!
全体的に「実は湘南ってそんなにお洒落じゃないし」的な内容で、「湘南にそこまでお洒落感を求めて移住してくるの?」とちょっと苦笑してしまうような記事なんですが、まあ、そういうお洒落さんに残念でしたと声をかけて溜飲を下げるのがこの雑誌のポイントだと思うので、多少の脚色はまあ仕方ないですかね。。
ただ、またこれを鵜呑みにする人が出てくると、「湘南を盛り上げよう!」という当サイトとしてはちょっと困るので、個人的に思ったことを書いてみたいと思います。
ちなみに僕も都心(下北沢)からの湘南移住組です。
このネット時代、移住前に調べれば大抵のことは分かりますよ
まず前提としてですが「まったくの事前調査なしで引越してきて文句を言うな!」とは最初に言っておきたいです。
いまの時代、大抵のことはネットで調べられますし、湘南に移住した人のブログ記事なんかもいろいろ読めます。
そういうものを事前に読んでおけば、自分にとって不便かどうか判断できるはずです。
終バスが早い → タクシーを使いましょう
「終バスが早いから、飲み会を早く抜け出さないといけない」という話ですが、だからこそ各駅にはタクシーもたくさん止まってます。
さすがに終電になると、結構待たないと乗れないこともありますが、歩いて帰るよりはいいはずです。
タクシーの方がもちろん割高ですが、そんなにしょっちゅう飲み会は無いですし、そもそも都心と比べれば家賃も安いので、その分、そういうイレギュラーな交通費出費に当てればいいのではないかと思います。
早めに切り上げるのがいやなら、始発で帰るという方法もありますし。
そもそも、そんなにしょっちゅう飲み会したい人は、湘南暮らしをするようなライフスタイルでは無いでしょう。
飲み会大好きという人は素直に都心に住んだ方が幸せなのではないかと思います。
外食する場所が少ない → 自炊しましょう
コメントしているのが七里ヶ浜在住者(28歳男性)という方ですが、確かにあのあたりは都内にあるような飲食店は少ないと思います。
ただ、平日は都心で済ませて帰ればいいですし、休日は自炊すればいいだけのことじゃないでしょうか。
こういうことを言う人は、正直なんでこっちに引っ越してきたんだろうという気がしますが。。都心で松屋が徒歩5分以内という場所に住んでいただきたい。
塩害や見たことも無い虫が出る → 自然が豊かな証拠
これもまた言いがかりに近いですが。。
海の徒歩圏内に住めば、塩害があるだろうということは推測して欲しいところです。
とはいえ、徒歩数分というぐらい海の近くでなければ、それほど気になる塩害はないと思います。
また虫が多いのはそれだけ自然が豊かということです。
都心と比べれば空気も違うし、なにより空が大きくて毎日気持ちいいです!
虫ぐらい我慢しましょう。というか、虫が嫌なら都心の高層マンションにでも住みましょう。
渋滞が多い → 自転車を使いましょう
これは確かにそうですね。
湘南エリアは南北、東西に移動する道路がそれほど多くないので、どうしても特定の道路に交通が集中してしまうというのはあります。
このあたりは車を持つ世帯の割合は都心よりもずっと多いと思うので、渋滞にはまらない時間帯を見つけないと、結構大変かもしれません。
ただ、これもエリアによってですが、移動に自転車を使えば結構解消できたりもします。
自転車にキャリアをつければ、サーフィンも普通に自転車で行けますしね。うちの近所は走っている自転車の3台に1台くらいはキャリアを付けてるような印象があります(ちょっとおおげさかな^^;)。
本当に向いている人はどんな人?
この記事を読むまで知らなかったんですが、「主婦の幸せ度が高い街、1位は藤沢市」なんだそうですね。
2015年版「住みたい街」「主婦が幸せな街」ランキング1位は?:イザ!
対象が「主婦」であることからも分かる通り、湘南エリアは「子育て世代」にとって魅力の高いエリアと言えるかもしれません。
逆に単身者は、たまに遊びに来るだけの場所でいいのではないかと思います。
単身者はダメということではなく、単身者でも「サーフィンやボディボードが好き」とか「自然が多い場所、できれば海の近くがいい」ということであれば、おすすめできると思います。
都心への通勤は1時間半?2時間かかるので、パパには少々大変かもしれませんが、住環境としては満足度は高いです。
最初にも書きましたが、今はネットで大抵のことを調べられるので(終電や終バスだってすぐ分かりますよ)、事前にいろいろシミュレーションしてみましょう。
あと、少なくとも2?3回は行楽を兼ねてでもいいので下見に行ってみるようにしましょう。
このあたりの移住のポイントについては、機会を見て別記事で書きたいと思います!