鎌倉市 GIGAワークブックかまくら ~みんなで作り上げるICTモラル&活用能力
概要
鎌倉市では、2021年4月に市立の小・中学校で1人1台のiPadが活用され始めてから、校務・学習・課外活動・家庭学習などさまざまな場面で、多様なICTの実践が花開いてきた。
将来、制限のないICTの世界に飛び込んでいく子どもたちが、今の安全安心な環境の中で失敗することはとても重要だ。
失敗したから単にルールを厳しくするというのではなく、失敗を学びのチャンスと捉え、情報モラルや情報活用のスキルを育てる指導のきっかけとしたいと、鎌倉市教育委員会教育長の岩岡さん。
この課題を解決するために、教育委員会は一般財団法人LINEみらい財団や深沢小学校(GIGAスクール構想推進校)と連携して、情報モラルから情報活用までを主体的・協働的に学べる教材「GIGAワークブックかまくら」を作成・公開した。
子どもたちには、各学校及び児童生徒に貸与しているiPadにデジタル版として配信している。
ICT活用のあり方を学校・児童・保護者みんなで考えたいという学校の想いから、7月に深沢小学校では、授業の様子を保護者に公開したほか、保護者向けの講演も実施。
本教材は、ニーズが生じたときにすぐ活用できるよう、45分授業用の内容のほか、15分で教えられる内容も盛り込まれている。
現在は小学生対象の「スタンダード版(高学年向け)」のみですが、「ビギナー版(低学年向け)」や中学生向けの教材「アドバンスド版」も順次開発・公開していく予定だ。
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