【鎌倉 学びスポットレポ】鎌倉殿の13人大河ドラマ館 - "ロボット遠隔操作で接客” 実証実験

熱い歴史と人間ドラマ
いま話題の、『鎌倉殿の13人大河ドラマ館』です。
室内外が流動的に結びつく開放的な空間があり、爽やかな風を感じることが出来ます。
1951年に建築された鎌倉文華館 鶴岡ミュージアムは、1951年に開館した神奈川県立近代美術館の旧鎌倉館を継承したもの。20世紀建築の巨匠ル・コルビュジエに師事した建築家・坂倉準三の設計で国の重要文化財に指定されています。
エントランスを上ると、2m程もある小栗旬さん演じる北条義時が両手を広げて出迎えてくれます。圧巻です!
館内には撮影OKのスポットがたくさんあり、烏帽子をかぶって源頼朝さながら鎮座して記念写真を撮ることも出来ます。
ぜひ畳の縁にもご注目下さい。位の高い方が座る「高麗縁」と言ってその柄も忠実に再現され、細部までこだわりが感じられます。
館内展示は、【ドラマ紹介】【ジオラマ】【大型造作】【体感展示】【衣装・小道具展示】【シアター映像】【相関図】【サイン展示】と盛りだくさんです。行ってからのお楽しみですね。
さて、一階へいきましょう。
階段を降りると、左側に四つ島の浮かぶ平家池が広がります。平家側は四、死(滅亡)を、源氏側の三つの島は産(繁栄)を意味するといわれています。
いよいよお土産コーナーです。品揃え豊富!特にお美味しそうなお菓子が充実していました。
オリジナルグッズなども品数豊富で迷っていると、ショップの一角に小さなロボットがちょこんと置いてあります。
近づいて話しかけてみました。「おすすめのお土産は何ですか?」
手や頭を動かしながら応えてくれたのはAIではなく、人でした。全身の筋力が低下していく難病の脊髄性筋萎縮症のため外出が困難な三好史子さん(27)、通称:ふーちゃんです。
外出困難な方が自宅から遠隔操作で接客をすることで、就労を支援するという試みです。
ロボットを開発したオリィ研究所は、現代における孤独化の要因をテクノロジーで解決し、新たな「社会参加」の実現を目指して鎌倉市障害福祉課と実証実験を展開、12月末まで行われる予定です。
鎌倉殿の13人大河ドラマ館で繰り広げられる人間ドラマですね。館内のスタッフさんが背中でポーズ!コミュニケーションも楽しめてアットホームな雰囲気でした。ぜひ、足を運んでみて下さい。
施設紹介
【鎌倉殿の13人大河ドラマ館】
期間:2022年3月1日(火) 2023年1月9日(月・祝) 9:30 ~ 17:00(最終入館16:30)
※鶴岡八幡宮の祭事等に合わせて変動する場合があります。
■住所:鎌倉市雪ノ下2-1-53 鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム[鶴岡八幡宮境内]
■電話番号:0467-39-5306
■休館日:無休(展示替え休館日除く)
■料金:大人 1,000円(高校生以上) 小人 500円(小・中学生)
アクセス
JR横須賀線、江ノ島電鉄線「鎌倉駅」下車 徒歩10分
関連リンク
鎌倉殿の13人 大河ドラマ館|taiga-kamakura.jp
オリィ研究所 | OriHime-分身ロボットを開発・提供