【藤沢市】新江ノ島水族館:クルマダイの異常遊泳をレントゲンで調査
新江ノ島水族館では、魚の異常な泳ぎ方の原因を探るために最先端のレントゲン技術を活用している。今回、クルマダイの異常遊泳を診断するためのレントゲン検査を行った。クルマダイの遊泳時に見られた異常は、浮き袋(鰾)と呼ばれる臓器に空気が異常に入り、多くの魚が姿勢を崩す原因となっていることが判明した。
検査の方法
- まず、クルマダイに麻酔をかけ、水から出してX線を受け取るカセッテに乗せて撮影した。
- 撮影後は素早く水に戻し、魚の健康に配慮した検査を実施した。
過去の症例と今後の方針
クルマダイに浮きを装着し浮力を調整する治療法を試みたが、残念ながら今回のケースでは成功しなかった。今後もさらに技術を向上させ、魚の健康と治療の改善に努めていく方針だ。