新江ノ島水族館 “えのすい”史上初の新種クラゲ発見!「ワタボウシクラゲ」を見に行こう!
新江ノ島水族館では、5月31日から「ワタボウシクラゲ」という新種のクラゲが世界初展示されています。
新江ノ島水族館の新着生物のお知らせ「新江ノ島水族館初!江の島の海から新種クラゲを発見 命名『ワタボウシクラゲ』世界初展示!」によると、2018年から2020年にかけて江の島で採集した 31個体のクラゲの標本をもとに、新江ノ島水族館と黒潮生物研究所が詳細な形態観察とDNA分析を行い分類学的に精査したところ、新種であることが明らかになったそうです。
ワタボウシクラゲは傘の直径が 1cmほどの小さなクラゲで、傘は丸く透明、口と胃をつなぐ口柄上に発達する生殖巣に赤いバンドがあるのが特徴です。
えのすいの象徴であるクラゲゾーンに新たな仲間が加わったとのことで、私は久しぶりに水族館に行きたくなりました。かわいらしい名前も魅力的なワタボウシクラゲ。彼らに会いに行く際は、事前にホームページで営業状況および「ご来場のお客さまへ ご協力のお願い」を読んでからお出かけください。
和名「ワタボウシクラゲ」 命名について
和名の「ワタボウシ」は、日本の婚礼時に使用される「綿帽子」のことです。特徴である丸い傘や赤いバンドが、正面から見た綿帽子に見えることから名付けられました。
また、江の島には「恋人の丘」や「龍恋の鐘」など、「恋」にまつわるスポットがいくつかあるため、そういったイメージも関連付けた和名になっています。
小さくて目立ちにくい種類ですが、「Bridal jewelry」ならぬ「Bridal jelly」として、有名になって欲しいという願いが込められているそうです。
画像出典:(カバー画像)新江ノ島水族館Facebook、(ワタボウシクラゲ)新江ノ島水族館ホームページ