【鎌倉市】県立大船高等学校 令和7年度(2025年度)入学者選抜選考基準等について
神奈川県立大船高等学校の令和7年度(2025年度)入学者選抜の概要が発表された。以下にその詳細をまとめる。
令和6年度(2024年度)入学者の出身中学校の地域
以下は、令和6年度(2024年度)の大船高等学校への入学者がそれぞれの中学校の地域別にどのように分布しているかを示したものだ。
横浜: 38%
逗子: 6%
葉山: 13%
鎌倉: 25%
藤沢: 9%
茅ヶ崎: 9%
寒川: 0%
その他: 0%
計: 100%
参考までに令和5年度(2023年度)の分布も以下に示す。
横浜: 38%
逗子: 3%
葉山: 18%
鎌倉: 23%
藤沢: 10%
茅ヶ崎: 8%
寒川: 0%
その他: 0%
計: 100%
大船高校の入学者選抜方法
大船高等学校は、以下の方法で入学者を選抜する。
選考の資料
- 調査書の評定
- 学力検査
- 調査書の観点別学習状況「主体的に学習に取り組む態度」の評価
なお、面接は行わない。
第1次選考(募集人員の90%を選考)
- 調査書の評定(A点):
2年次(9教科45点満点×1=45点満点)と3年次(9教科45点満点×2=90点満点)の合計(135点満点) - 学力検査(B1点):
英語×1.5倍、国語・数学のうち点数の高い1教科×1.5倍の合計(600点満点) - 第1次選考の選考資料の算出方法:
S1= a×3 + b1×7(a点、b1点はそれぞれ100点満点に換算した数値)
第2次選考(募集人員の10%を選考)
- 学力検査(B2点):
英・国・数・理・社の各教科100点満点の合計(500点満点) - 観点別学習状況の評価(C点):
9教科×3点満点(27点満点、重点化なし) - 第2次選考の選考資料の算出方法:
S2= b2×8 + c×2(b2点、c点はそれぞれ100点満点に換算した数値)
大船高校の考え方
令和6年度(2024年度)入学者選抜から、第1次選考の学力検査において英語と国語・数学のうち点数の高い1教科を重点化する。この変更は中学生に対して、大船高校での高校生活を意識してもらうことを目的としている。
第1次選考では、調査書の評定と学力検査の割合は3対7となっており、上位から概ね90%の合格者が選ばれる。そのため、重点化の影響を受けることなく合格することが現実的だ。
第2次選考では、「主体的に学習に取り組む態度」の評価と学力検査の重点化は行わない。合否判定に対して教科の得意・不得意の影響は基本的にないため、全体的に学力を高めることが重要となる。