【神奈川県】中小規模事業者の省エネルギー設備導入を支援すると発表
神奈川県は、中小規模事業者が省エネルギー設備の導入(更新)を実施した際にかかる費用について、その一部を補助すると発表した。
サプライチェーンの脱炭素化への取組を支援するためだとしている。
ちなみに2023年度の中小規模事業者省エネルギー設備導入支援補助金は、6月より申請受付が開始となる。
補助対象者
中小規模事業者等※
※「中小規模事業者等」とは、神奈川県内における原油換算エネルギー使用量が1,500kl/年未満で、かつ使用している自動車が100台未満の事業者のこと。
補助対象事業
中小規模事業者等が県内に所有する工場又は事務所その他の事業場(以下「工場等」という。)において実施する、次の(1)~(6)の対象設備を導入(更新)するための事業。
対象設備
- 空気調和設備
- LED照明設備(同時に導入する調光制御設備も含む。光源部のみの交換やLED照明設備からLED照明設備への交換は除く。)
- ボイラー(燃料転換による更新も含む。)
- 給湯設備
- コンプレッサー
- 変圧器(受変電設備の更新も含む。)
主な要件
- 補助事業の実施により削減されるエネルギー起源二酸化炭素排出量(以下「排出量」という。)が年間3トン以上であること。※
- 省エネルギー対策に資する設備を既存設備に替えて導入する事業であること。
- 補助金交付申請時に、現に補助事業に着手(契約等含む。)していないこと。
- 補助事業の経費に関して、他の補助金を受給していないこと。(ただし、県内市町村が交付する補助金との併用は可。)
※「補助事業の実施により削減される排出量が年間3トン以上」とは、補助事業実施前と実施後(見込み)の年間エネルギー使用量を比較して、二酸化炭素の排出量に換算した場合に、削減量が3t-CO₂以上となること。
「排出量削減算定シート」を使用して算出するようにとのこと。
(例:「電力使用量が年間7,000kWh削減される場合」
7,000kWh×0.457(排出係数)÷1,000≒3.2t-CO₂≧3t-CO₂)
補助金算出方法や申請方法、その他詳細について
神奈川県公式HPを参照