【二宮町】二宮町学力調査結果から見る教育の現状と課題
二宮町教育委員会は、令和6年(2024年)度全国学力・学習状況調査の結果を公表し、町の小中学校における教育の現状と課題を明らかにした。この調査は、児童生徒の基礎学力の把握や教育施策の改善に役立つ情報を提供している。
調査の目的と概要
- 義務教育の機会均等と水準の維持向上を図る目的
- 児童生徒の学習意欲向上をサポート
- 教育の成果と課題を明らかにし、改善に繋げる取り組み
小学校の教科別成果と課題
国語:文字の特徴や使い方に関する理解は全国平均とほぼ同じ
「書くこと」の能力は全国平均を上回るも、物語の読解力に課題がある
算数:数と計算が得意だが、図形の理解や複雑な思考には改善の余地がある
中学校の教科別成果と課題
国語:言語文化や書くことに関する能力が向上
漢字を文脈に即して書く能力に課題
数学:数と式、関数の理解が全国平均を上回るが、思考力は更なる向上が期待される
生活習慣と学習環境
中学生は学習塾の利用が全国平均を上回り、規則正しい生活習慣が整っている
今後の方針
二宮町教育委員会は、調査結果を元に、教育現場における授業改善に努め、地域社会との連携を深めた教育活動を展開していく方針だ