【小田原市 ショップレポ】TAKUMI館-生活に木のぬくもりを。木製品のアンテナショップ
手に取って、じっくりと眺めたくなる木製品の数々。
小田原駅直結の地下街・HaRuNe小田原内にある「TAKUMI館」。明るい店内には、食器・インテリア・文具・アクセサリーといった、様々な木製品が並んでいます。
製品に使用されているのは、小田原箱根の森で育ったスギやヒノキはもちろん、人気の外材ウォールナットなど多種多様。
木の種類によって、色や香り、手触りなどが異なるところが木製品の魅力です。
実際手に取ってみると、目で見る以上に、ずっと木の良さが感じられます。
例えば、同じヒノキ材を使用した器でも、木目や色合いが全く一緒という製品はありません。違いをじっくり見比べていると、時間が経つのを忘れてしまいそうです。
木の食器は取り扱いが気になるところですが、特別なお手入れの必要はありません。中性洗剤を使用して、柔らかいスポンジで洗うだけでOK。軽くて水切れもいいので、日常使いに最適です。
大皿などはちょっとしたおもてなしの際にも重宝しそう。
タンブラーや器のペアセットは、お祝いのギフトとしても人気だそうです。
お子様へのプレゼントに喜ばれそうな、カラフルな積み木や、かわいい小物も充実しています。
昔から取り組んできたSDGs
TAKUMI館を運営しているのは、小田原市にある株式会社ラ・ルースさん。
木製品を製造・販売するなかで、環境に配慮した取り組みを行っています。
森林の機能を維持し、豊かな森を作るためには、適切に立木を間引く必要があります。
その際に発生する木材を「間伐材」といいます。
本来なら廃棄されてしまう間伐材や端材を無駄なく活用し、美しい木製品へと生まれ変わらせています。
キーホルダーや鉛筆といった、日常使いできるアイテムもたくさん。
無垢材は使い込むと味わいのある色に変化するということで、長く使う楽しみもあります。
家具のオーダーメイドも可能
もっと存在感のある木製品を取り入れたいという方に、朗報です。TAKUMI館では、家具のオーダーメイドも承っています。
店内に取り揃えられているのは、美しい一枚板。
大きな板は、切り出しから製品として販売できるまでに、3年近くかかるそうです。
木を選ぶところからスタートして、世界に一つだけの家具を作れるなんて、とても素敵で憧れます。
店長さんは、家具のお仕事に長く就かれていた経歴をお持ちです。
オーダー家具をご検討の際は、ぜひ相談をしてみてください。
木製品は小田原の地場産業
小田原市内には、大小合わせて100を超える木工所があることをご存じでしょうか?
小田原における木製品の歴史は古く、その始まりはなんと平安時代。ろくろや寄木など様々な木工技術が小田原に集まり、今日まで引き継がれてきたそうです。
現在、20~30程の工房がTAKUMI館で製品を販売しています。
TAKUMI館では、これまで大手メーカーのOEMや卸業を生業としてきた、高い技術をもつ工房や職人にスポットライトを当てています。
作り手に徹してきた工房が、直接お客さんに製品を販売できるアンテナショップとなっています。
「木製品のことをもっと知ってほしい。」
筆者が取材に伺った際は、海外からのお客様や、什器をご検討中の企業様など、様々な方がお店を訪れていました。
店長さんは、小田原周辺を地元とする人たちにも、木製品の魅力をもっと広めていきたいといいます。
小田原の豊かな森林と、職人の技術が生み出した木製品。ぜひ一度、TAKUMI館で実物を手に取ってみてください。
すっと手に馴染む木製品のあたたかさ・心地よさに、きっと心が奪われると思います。
店舗情報
【TAKUMI館】
■住所:〒250-0011 神奈川県小田原市栄町1丁目1番地7号 HaRuNe小田原
■電話番号:0465-46-9306
■営業時間:10:00~20:00
■定休日:HaRuNe小田原に準ずる
※HaRuNe小田原の駐車サービス利用可。(小田原駅東口駐車場が一番最寄りです。)
関連リンク
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