【大磯 イベントレポ】ししまいマルシェ-スモールイズビューティフルなオーガニックのゼロウェイストマルシェ
毎月第2土曜日の早朝8時。大磯駅から東海道線沿いを15分ほど小田原方面に歩いた西小磯の閑静な住宅街で、2020年から地元の有志の方によるゼロ・ウェイストマルシェが開催されています。
ゼロ・ウェイストとは?
ゼロ・ウェイストとは、無駄、浪費、ごみをなくすという意味です。
出てきた廃棄物をどう処理するかではなく、
そもそもごみを生み出さないようにしようという考え方です。
ししまいマルシェは、このゴミのでないお買い物の心地よさを体験できる場所なんです。開催月毎に、趣旨に賛同する様々な5、6店舗が並び、無農薬野菜、自然養鶏卵、パンやケーキやマフィン、剪定枝のリースやスワッグ、クラフト洗剤、量り売り食材や日用雑貨など、作り手さんやオーナーさんから直接購入することができます。
訪れるお客様を見ていると、大人も子供も、カゴや空き瓶やタッパーなど、容器になるものを持参してマルシェにやってくる方がほとんど。マーケットが始まって、今年の9月で丸4年。ゼロ・ウェイストなお買い物方法はすっかり地域に根付いているようです。訪れた5月の様子です。
メルシィ商店さん 。美味しそうなマフィンやオーガニックブラウニー。1個から購入できます。
大磯で自然養鶏されているPARKLIFE PRODUCTIONS(パークライフ・プロダクションズ)さんの卵。鶏の品種や個性が反映する卵は、色や形も様々で、子供たちも興味津々です。自分の口に入れて食べる卵を、選ぶ体験ができるなんて!
大磯のオーガニック農園uramichiFARMさん。ピカピカのお野菜と、この日は野菜苗も並んでいました。野菜が包まれている新聞紙製の容器は、uramichiFARMさんご両親のお手製だそうです。愛が溢れています。
クラフト洗剤のJUNさん。洗剤は毎日のように使う日用品ですが、作り手さんに出会える機会はなかなかないので、新鮮でした。作り手さんに似るのでしょうか。購入した洗剤は、洗い上がりが爽やかで、とっても心地よかったです。
冒頭の写真もこちら宮川ファームさんのものです。ハーブやお野菜もたっぷり並び、にこやかで、全てが生き生きしていました。
お庭の剪定枝で作ったニワノモノさんのリースやスワッグ。心地よいセンスが地元で大人気の作家さんです。
主催者のお一人である陽子さんと、二宮の量り売り店「ふたは」店主のまさみさん。このマーケットを立ち上げる際、最初に相談に行かれたそうです。
何かを新しく始めたいとき、地元の先輩に力になってもらえるのは、とてもオーガニックな力ですね。
このマーケットの中心部には「ご自由にどうぞ」のコーナーがありました。
自分にとって役割を終えたものが、次に必要としてくれる人に出会えるかもしれない場所。
毎回、奇跡のような出会いがあるそうです。
このマーケットにいると、なんとも言えない心地よさを感じるのは、こうした細やかな心遣いが満ちているからかもしれません。
お近くの方はぜひ、足を運んでみてください。
マーケット概要
日時:毎月第2土曜日の朝8時〜10時45分
場所:ししまいラーメン 駐車場(屋根有)
住所:神奈川中郡大磯町西小磯757
注意:駐車場のご用意がないため徒歩か自転車でいらして下さい