【鎌倉 イベントレポ 】おかえり、七里の夏祭り - 「あたりまえの日常が、かけがえのない宝物であることを心に刻んで。」

七里ガ浜の夏祭り、3年ぶりに開催
毎年8月中旬の土日に開催されている七里ガ浜の夏祭りをご存じですか?
老若男女を問わず多くの人で賑わう、40年以上続く七里ガ浜自治会の夏祭りが帰ってきました。
七里ガ浜は、国道134号線沿いに続く砂浜。
今回の夏祭りは、七里ヶ浜東を取りまとめる七里ガ浜自治会主催の行事です。
3年ぶりの七里の夏祭り、筆者は出店者として参加しました。
地球環境やコロナ感染症対策など、再開を機に新たな試みいっぱいの夏祭りをご紹介します。
会場には高齢の方から学生まで様々な年代の方がチームTシャツに身を包んで準備作業をしていました。
舞台やテントの設営などを通して、経験者が新しい世代に祭りという伝統を引き継いで行くスタイルが自然と行われています。
お祭りが始まると、まず神事が行われ、会場は粛々とした雰囲気に包まれました。
お祭りが無事に行われるようにと、心がひとつになる瞬間です。
会場は地元住民による出店、メインステージではフラダンスやバンド、カラオケ大会など多彩なプログラムが披露されます。
子ども会によるゲームコーナーや模擬店もあり、子どもたちも目を輝かせる2日間です。
2022夏祭り広報第2号(出店マップ、ステージ演目プログラム)
夏祭り再開の新たな試みの中で、大きな3つを取り上げます。
まずは、「ププラスチック容器を使わない」こと。
地元のテニスクラブや支援団体、仲間同士などの出店メニューは魅力的なものばかりです。
今まではプラスチックの容器などで販売していた出店者も、紙やリサイクル可能な素材を選んで販売していました。
次に、なるべく接触を避けるための「キャッシュレス決済」です。
出店者には、キャッシュレス決済のできる機器が貸し出され、事前に説明会で練習をしました。
パスモやスイカ、PayPayなど、子どもや高齢の方の利用も多かったのが印象的です。
そして、「電気を使わない」こと。
これまではテント内に蛍光灯が設置されていましたが、今年は終了時間を早め、各自ランタンを持ち寄って対応。
たくさんの人が、灯りの貴重さを感じたのではないでしょうか。
最終日には花火が打ち上げられました。
会場に来られない方にも見てもらえるようにと、自治会館の前にスタジオが設置され、YouTube配信も。
県立七里ガ浜高等学校の協力により、自治会花火班による打ち上げ花火が行われました。
数分間の儚い打ち上げ花火を見ようと、片付けの手を止めてたくさんの人が夜空を見上げていましたよ。
夏祭りのダイジェスト映像は、こちらからご覧ください。
そして、夏祭りの翌日月曜8時半からは恒例の撤収と掃除です。
ひとりひとりが、作業をしている光景があちらこちらに。
年代に関係なく、力を合わせていました。
人と人、世代が繋がる地元の行事、七里の夏祭り。
来年もまたこの空の下で、たくさんの笑顔が見られますように。
活動紹介
【 おかえり、七里の夏祭り 】
■開催期間:2022年8月20日(土)〜21日(日)
■場所:鎌倉市七里ガ浜東4丁目1−4
■主催:七里ヶ浜自治会 〒248-0025 神奈川県鎌倉市七里ガ浜東4丁目1−4
■サイト:七里ガ浜自治会 公式ホームページ
■連絡先:メール 7jichikai@jcom.zaq.ne.jp
■窓口・受付時間:(平日) 10:00〜12:00 /13:00〜16:00 (第2土曜日)10:00〜12:00
アクセス
江ノ電七里ヶ浜から 徒歩11分 または江ノ電循環バス4分 七里ガ浜桜のプロムナード前下車 徒歩3分