【横須賀 イベントレポ】よこすか 港の朝市 うまいもんまつり-クーラーボックス持参でGO!
月1回、第二または第三土曜日に開催されている「よこすか 港の朝市 うまいもんまつり」。開催場所は海風の心地よい横須賀新安浦港の特設スペース。
前回2024年8月17日の開催時にはかの小泉進次郎議員も訪れていたのをT Vで観た方も多いかと思います。京急線堀ノ内駅からは徒歩約14分、開催日には専用の駐車場も完備しています。今回2024年9月14日の朝市に行ってきましたので旬の地元産物と活気溢れる朝市の模様をご報告します。
よこすか 港の朝市 うまいもんまつりとは?
今年5月から毎月開催され、目の前の新安浦港で水揚げされた新鮮な魚介類をはじめ、三浦半島の旬野菜、そして横須賀の地場事業者さんが製造した特産品や名産品の数々をお得な価格で購入できる朝市です。横須賀港の朝市実行委員会が主催し、横須賀市が後援しています。出店社は開催日によって異なりますが、新安浦港という立地ならではの無料で提供される漁師汁や、とれたての魚介類をその場で選んでグループで楽しめる浜焼きコーナー、新鮮な魚、野菜など地元産物の販売に加え、とれたての食材をそのまま活用したキッチンカーの出店、さらに似顔絵コーナーやハンドメイドのワークショップなど、大人から子供まで楽しめるお店が出店されています。
新鮮な魚介の出汁が沁みる!行列のできるうまいもんまつり名物「漁師汁」
まずは、9時からと12時から無料で「漁師汁」をふるまう住よしさんのブースへ。鯛を始めとした目の前の新安浦港で水揚げされた季節季節の地魚のあらを中心に、その名の通り大鍋で豪快に味噌で仕立てたそのお味のほうはとても滋味深く、早起きした身体に染み渡り一口すするたびに食欲が掻き立てられます。
そんな時は同じブースでとれたての魚介類を用いたふぐの唐揚げ(税込500円)やさざえめし(税込500円)、めかぶかけごはん、略してMKG(税込300円)等、港の朝食にうってつけのメニューがいくつも用意されていますので、訪れる際はぜひ空腹でお越しいただくのをおすすめします。この日は漁師汁とだし醤油の利いたMKGを頂きました。ごちそうさまでした。
獲れすぎて捨てられてしまうこともあるというさばふぐは、ふぐ調理師免許を持つ職人さん達が丁寧におろして唐揚げとして販売。港以外ではめったに食べられないそうです。こちらも住よしさんが展開されているお向かいのキッチンカーでは「フグからバーガー(税込600円)」としても販売されているので、朝はパン、という方はそちらもおススメ。和洋問わず、全て美味しく頂くSDGsを実践されています。
朝から贅沢に!活あわびに活サザエ! とれたての磯の味を目と舌で味わう「浜焼き」
とれたて、焼きたての魚介類を、海風を肌に感じる漁港で朝から頂けるSKYWALKERさんの浜焼きコーナー。「活えぞあわび(小)」2個税込500円から、「活ハマグリ」が4個税込500円と街中ではなかなかお目にかかれない新鮮な魚介類がお値打ち価格で楽しめます。
1テーブルの利用料は税込500円ですので、グループでのご利用がおススメ。海風を感じながら涼しい日よけの中で焼きたてを味わう贅沢感・特別感は格別です。
朝市だけの特別価格!鮮度抜群なお刺身がずらり並ぶ東部漁協直販所
大きな生簀もある東部漁協横須賀支所直売所。店内は新鮮な魚やお刺身を買い求める多くのお客さんで賑わっています。普段の営業日は金・土・日・月、午前10時開店で午後3時閉店です。うまいもんまつりの開催日は8時開店となり、しかも普段よりさらにお得に買えるので、クーラーボックス持参で行くのがおすすめです。
筆者も今が旬の東京湾産まこかれいのお刺身(朝市価格税込756円)を晩ごはん用に購入。引き締まった身に加え、脂ののったえんがわも入っていて食感の違いを楽しめました。
さらに添えられている肝をお刺身に乗せたりわさび醤油に溶いた肝醤油で食べた時の味わいは別格。鮮烈な身の美味しさと肝のまろやかな旨味が口の中で溶け合ってヒラメやタイなどの高級魚にも劣らないほどの美味しさ。販売商品は毎回変わるのでぜひ毎月通って新安浦港の旬の味を堪能してください。
浅海域の全国屈指の漁場、無人島猿島の養殖こんぶ
地元名産の海産物を出店されているお店はまだまだあります。横須賀猿島で養殖している「早煮こんぶ」を販売している武丸の譲原さん。
柔らかく、大容量140gでお値段も税込500円とお値打ちで、日持ちするのでおみやげとしてもピッタリです。
東京湾の船から直売!30年前から持続可能な”受注漁”に取り組む
この日は風が強く漁に出られなかったという佳栄丸の栗山さん。このしろ酢じめ(税込400円)とすずき塩麹漬け(税込400円)を販売されていました。それぞれ魚の特性を知り尽くした栗山さんは30年以上前から海の資源を守るため、お客さんから注文を受けた魚のみ獲る近年話題の受注漁に取り組まれていたそう。東京湾の海の恵みはこうした栗山さんのような漁師さんの努力や工夫の賜物でもあります。
創業80年の老舗が仕掛ける新商品「悪魔の舌」
港ならではの海産物と並んで面白い特産品も発見。うまいもんまつりの実行委員長でもあり今回お伺いした際も大変お世話になった森ツネタカさんが店主を務める創業80年、横須賀の老舗コンニャク店森定商店さんが仕掛ける新商品がこちらの真っ黒なコンニャク、その名も「Devil’s Tongue(悪魔の舌)(税込500円)」。コンニャクは英語で「Devil’s Tongue」と訳されることもあるためこんにゃくに竹炭を加えるアイディアを商品化したそう。伝統を守り続けながら革新的な商品を開発されていらっしゃいます。ハロウィンパーティー等で竹炭入り黒い「悪魔の舌」を出してまずびっくりしてもらってから、蘊蓄を披露するのも楽しそうですね。
もちろん定番のこんにゃくやしらたき等長年地元民から愛され続けた歴史ある老舗ならではの定番商品も出品されていて、うまいもんまつり限定で税込500円で袋に詰め放題のサービスも!これだけの為に早起きしても元がとれそうです。
三浦半島のうまいものを飲食店の仕入れネットワークを活かしてお届け
お隣のブースは久里浜で飲食店を経営されている御久裡さん。日々の仕入れを通じて美味しい農家さんとのネットワークが出来て、この朝市で販売されているとのこと。スーパーではあまり目にしない摘果みかんは、他の果実を美味しく大きく成長させるためまだ表皮の青い段階で摘んだ早摘みのみかんです。
大きく甘酸っぱく熟したみかんもおいしいですが、酸味が強く鮮烈な果汁に満ちた早生みかんは、ポン酢やドレッシングに使うととても美味しいそう。お魚と一緒に購入して焼き魚やおさしみの薬味にしたり、サワーやハイボールにキュッとひと絞りしても最高だと思います。
餡一筋60年、あんこ屋さんが本気でつくる和菓子
お隣の湘南製餡さんのブースでは和のスイーツも。和菓子の美味しさはあんこで決まると言っても過言ではありません。
今は工場販売所の製品を販売していますが、今後はオリジナル商品も増やしていく予定とのこと。さらに、これからの寒い季節にはタイムサービスで温かいおしるこの無料サービスを行う予定だそう。寒い時期に嬉しい、気持ちもお腹もほっこりするサービスですね。
ペットもO K!似顔絵キクちゃん
ピンクのTシャツの店主さんが会場でもひと際目を引いていたこちらの似顔絵きくちゃんさん。ベテラン似顔絵師としてさまざまなイベントに出店されていて、普段は1枚1,000円からのところ、朝市価格税込800円でその場で描きあげて頂けます。人物だけでなくペットもOK、筆者も朝市サービス(?)で可愛く描いて頂きました。
季節を感じながら季節感あふれるリボンアクセサリー作りが楽しめる
リボンアクセサリー販売とワークショップのお店k_momorie♡ribbonさんでは、ワークショップで涼しげなカゴキーホルダーやハロウィンのアイテム(各税込1,000円)を15〜20分で作ることが出来ます。講師の鎌滝先生に教えて頂きながら小さなお子さんでも楽しんで作れます。これから冬に向けてはふわもふなキーホルダーとのこと。野外で季節を感じながら小物づくりができるワークショップ、この日自分で作った世界に一つだけの記念品は来訪の良い思い出にもなりますね。
よこすか港の朝市について
■開催日時:第二、または第三土曜日 8:00〜15:00 (物販は無くなり次第終了)
■開催場所:新安浦港(神奈川県横須賀市平成町3-4)
■アクセス:京浜急行線「堀ノ内」駅より徒歩14分、車では横浜横須賀道路「横須賀IC」から県道28号線「旧本町山中道路」経由約10分です。
■お問い合わせ先:よこすか港の朝市実行委員会 090-3041-3951
関連リンク
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