【横須賀市】相談業務への生成系AI活用に関する実証を開始
横須賀市では、株式会社アイネス、株式会社三菱総合研究所と協同で、相談業務支援サービス「AI相談パートナー」の記録票作成時間のさらなる効率化を目指し、生成系AIを活用した実証実験を開始する。
相談業務への生成系AI導入は、自治体では初の取り組みとなる。
実証の概要
自治体における相談業務においては、解決が難しい複合的な相談が増えており、相談記録票作成の作業時間が増大している。
横須賀市においても例外ではなく、相談業務での事務負担増加による住民サービスの低下が懸念されているところだ。
こういった中、対話型AIサービス、「ChatGPT」の急速な進化と普及が注目を集めているが、同時に個人情報及び機密情報の漏洩リスクから情報の安全な取り扱いも求められている。
今回は、個人情報のマスキングや閉域網回線の使用といった個人情報保護を重視した対策を導入し、相談記録票作成業務への生成系AIを活用した実証を実施する。
実証の期間及び対象業務
- 期間:2023年9月19日~2024年3月31日
- 対象業務:横須賀市福祉子ども部地域福祉課の相談業務
「AI相談パートナー」の概要
株式会社三菱総合研究所および株式会社アイネスが提供するAIを活用した自治体相談業務支援サービス。
音声認識やデータ分析などのAI技術を用いて、子育て相談や生活困窮者相談などの住民相談を受ける自治体職員を支援するサービスである。
関連リンク
https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/0835/nagekomi/20231005.html