横須賀市 浦賀の千代ヶ崎砲台跡 オルガン工房のマイスターが実物大の砲弾模型を制作・寄贈
砲弾模型は23日から展示室に設置
横須賀経済新聞に、「浦賀の千代ヶ崎砲台跡 オルガン工房のマイスターが実物大の砲弾模型を制作」という記事が掲載されていました。
国史跡の東京湾要塞跡「千代ヶ崎砲台跡」に4月22日、パイプオルガン工房「須藤オルガン工房」が実物大の砲弾模型を制作し寄贈しました。
須藤オルガン工房主宰の須藤さんは、ドイツで日本人初の「オルガン製作マイスター」となり、帰国し横須賀に工房を開いた人物。
要塞跡の一般公開に立ち寄った須藤さんは「28センチ砲弾の大きさを示す布製オブジェ」が展示されていたのを見て、「より精密に当時を伝える資料を制作してはどうか」と考え、砲弾の寸法を取り寄せました。木の廃材を木工旋盤に取り付けて削り、写真を元に弾底部も再現。
「千代ヶ崎砲台」は要塞を構成した砲台のひとつで、築造当初の姿をとどめ、近代の軍事・築城技術を理解するうえで重要として2015年に「国史跡」の指定を受けています。
ここのところ、「戦争」や「平和」について考えさせられる出来事が起きていますので、改めてそうしたことを考えなければならない時期なのかもしれません。先日、横須賀を訪れましたが戦争に関する資料や施設跡など、さまざまなものが残されていました。今だからこそ、ぜひ多くの人にも訪れていただきたい場所だと思います。
関連リンク
横須賀経済新聞記事|浦賀の千代ヶ崎砲台跡 オルガン工房のマイスターが実物大の砲弾模型を制作
横須賀市ホームページ|千代ヶ崎砲台跡の公開