【横須賀 イベント情報】衣笠さくら祭ー衣笠山公園《さくら名所100選》
約2000本の桜がお出迎え
人力(今回は自転車)でさくらの名所巡りに挑戦中の富士子です。前回の【横須賀 観光スポットレポ】桜の名所 塚山公園に続きまして今回は「さくらの名所100選」にも選ばれている衣笠山公園に行って参りました。
山というだけあって最後の数百メートルはなかなかの坂で自転車を押して上がりました。坂バカサイクリストの皆さんは挑戦してみるのもいかがでしょうか?
すでに道沿いには桜の木があります。満開の道を登るのは気持ち良いでしょうね。
しかし、ここで一点注意があります。
さくら祭期間前の3月21日(火)から駐車場は閉鎖となりますので公共交通機関をご利用ください。
坂を登りきり駐輪場からさらに歩いて登った先がさくら祭のイベント会場となっていました。
一生懸命登ってきた先の大歓迎。ちょっとした達成感があります。
この日もお祭りに向けてたくさんの方が準備に大忙しでした。
第71回衣笠さくら祭
来る3月23日(木)から4月3日(月)まで開催され、期間中は中段広場にて音頭大会や各種のダンス、吹奏楽演奏など各種演奏が披露されるとのことでイベント盛り沢山。また、18時から20時には夜桜のライトアップも行われるそうです。一日どの時間に行っても楽しめるお祭りになりそうですね。
こちらでもご紹介しています。
「さくらの名所100選」にも選ばれる衣笠山公園ですが、なぜこんなにも桜が多くあるのか。それは歴史と深い関係がありました。
明治40年に整備された歴史ある公園
山の姿が、馬の背に鞍を置いた形に似ているところから、正しくは「鞍掛山」と呼びますが、現在では、広く「衣笠山」の名称で親しまれています。
明治37年におきた日露戦争では、三浦半島からも多くの人々が徴兵され、戦死しました。 明治40年、日露戦争の戦没者の霊を慰めるために、三浦半島の官民有志が、頂上に「芳名不朽」の文字を刻んだ記念塔を建て、数百株の桜と各種のツツジを植えて公園とし、それ以降、三浦半島随一の桜の名所になりました。
そんな桜も戦後の一時期には、樹木の老化と病気で衰えかけましたが、衣笠観光協会が補植等に尽力され、昔の姿をとり戻すことができました。
公園の面積は7.4haで、桜の大部分はソメイヨシノです。谷を一つ隔てた場所には衣笠城址があります。参照元:衣笠山公園ー公園の概要
今日もたくさんの方がお手入れして下さっていましたし、地域の方にも愛されている場所なんだなと感じました。
第71回を数える「衣笠さくら祭」、第1回は戦後数年と考えるとお祭り自体の歴史、地域の方々の思いが長く受け継がれていることも感じさせてくれます。
そんな歴史や背景を知って眺める桜はまた格別ではないでしょうか。
広々した園内
園内は広く、わんぱくの森、わんぱくの水辺、ホタルの里やピクニック広場等があり子ども達は一日中遊んでいられる公園です。
私はその中でも眺望を求めて展望台へ行ってみました。
今日の天気では富士山は期待できないかな…と思いつつ登っていきます。
曇っていましたが三浦半島最高峰として知られる大楠山の白くて丸い塔が小さく見えます。
ここ衣笠山公園からも衣笠城趾や大楠山へハイキングコースが続いているそうです。近々ご紹介できればと思います!
おわりに
いかがでしたでしょうかで。
お祭り期間中、公園でイベントを見ながらのんびり過ごすのもよし、園内散策するもよし、遠く足を伸ばして衣笠城址や大楠山へハイキングするもよし。幾通りも楽しみ方を見つけられそうですね。
また、桜の季節が過ぎても園内にはその都度季節の花も楽しめるようなので、何度も足を運ぶ理由が見つかりそうな場所だと感じています!
イベント詳細
【衣笠さくら祭】
■開催期間:2023年3月23日(木)〜4月3日(月)
■開催場所:〒238-0026 神奈川県横須賀市小矢部4-922
■電話番号:開花情報:046-853-8523(衣笠山公園管理事務所)
■営業時間:期間中いつでも出入り自由。イベント時間は衣笠観光協会HP参照下さい。
夜桜ライトアップは18時から20時
そのほか注意事項
※桜のシーズン中は駐車場をご利用いただけません。
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