【横須賀 観光スポットレポ】桜の名所 塚山公園
桜を見にきたけども…歴史にも思いを馳せる場所でした
東京ではもう桜が開花したそうですが、タイムリーに私も「かながわの景勝50選」にも選ばれているという桜の名所【塚山公園】の桜をチェックして参りました!
塚山公園のご紹介も合わせ皆様にお届けしたいと思います。
県立塚山公園は、標高133mの小高い山の上に広がります。「かながわの景勝50選」にも選ばれているほど眺めが良く、「見晴台」からは遠くは房総半島や横浜と眼下には横須賀港などが見渡せます。
桜の名所としてたいへん有名で、花のころには大勢の人でにぎわいますが、園路わきのアジサイもとても美しく、静かな散策にぴったりです。
忘れてはならないのが、園内にある「按針塚」です。この碑は、徳川家康の外交顧問として活躍していたイギリス人ウィリアム・アダムス(三浦按針)とその妻の供養塔で、国の史跡に指定されています。毎年4月8日には、彼の功績をたたえ「按針祭」が開かれます。
静けさに包まれ歩くも良し、歴史に想いをはせるも良し、塚山公園へハイキングに出かけてみませんか。参照元:塚山公園ー県立塚山公園へようこそ
桜をチェックしに行こうと思っていたけれど、歴史にもゆかりのある土地のよう(しかも今は大河ドラマで徳川家康を扱っていてホットな話題)。
ということで、早速ハイキングしてきました。塚山公園には駐車場がないとのことで、元々人力が売りの私にはもってこいの場所です。
今回は、葉山町木古庭から長閑な風景の中てくてく歩いて行ってきました。途中ハイカーの方ともすれ違ったり、地図を頼りにいくと不安になった頃にハイキングコースの標識があったりしながら、30分ほどで周辺に到着できました(帰宅後地図をもう一度確認すると、逗子・葉山方面の山道からも続いているルートもあるようなので健脚の方にはそちらもオススメです!)。
道中も整備されていて歩きやすい道でした。
するとここにもありました、富士見台!もちろん登ります。
しかし残念、またもや富士山には出会えず…しかし、横須賀港や横浜、房総半島まで見渡せるとはまさに!そして、その眺望を望むようにして鎮座しているのが「按針塚」です。
三浦按針と按針塚
三浦按針は、本名ウイリアム・アダムスという英国人で、オランダの商社(後のオランダ東インド会社)が東洋に派遣した艦隊の水先案内人でした。艦隊は航海中に大嵐にあい、慶長五年(1600年)按針が乗ったデ・リーフデ号だけが九州に漂着しました。
按針は砲術や航海・天文学に優れていたため、徳川家康の信任を得て幕府の外交顧問となり、江戸日本橋に屋敷、慶長十年(1605年)には三浦郡逸見村に二百五十石を与えられました。また、按針は造船の知識もあり、伊豆伊東で西洋帆船を建造しました。〔中略〕
塚山公園のシンボル按針塚は1620年平戸で病没したウィリアム・アダムスの遺言により逸見の領民たちによって、江戸城を望める逸見の山頂につくられたと考えられています。
右が按針、左が妻・ゆきのものだそうです。
ただ眺めの見渡せる場所ではなく、徳川家康に仕えその象徴である江戸城を望んでいると知り、どれだけ幕府・日本のことを思っていたのかが伝わってきます。
さて桜はどうかな
東京は開花とのことでしたが、塚山公園の桜はもう少し先のようです(2023/03/14現在)。この蕾が膨らんでいく様子もまたいいものですね。園内には、さくら谷という場所があり、ここが満開になると横須賀港をバックに素敵な時間を過ごせそうです。
毎年4月8日には、三浦按針の功績をたたえ「按針祭」が開かれるそうです。ぜひ桜と歴史のある塚山公園に足を運んでみてはいかがでしょうか。
施設紹介
【塚山公園】
■公園所在地 横須賀市西逸見町・山中町・長浦町
■電話番号 046-823-2439(管理事務所)
■駐車場 駐車場はありません。公共の交通機関をご利用ください。
(障がいのある方が車で来園される場合)
管理事務所(046-823-2439)まで申し出ていただければ、管理事務所前に駐車することが出来ます。
関連リンク
県立塚山公園|公益財団法人神奈川県公園協会・県立塚山公園保存会グループ