【藤沢市】グリーンケミカル、NEDOのGX事業に採択される
株式会社グリーンケミカル(本社:神奈川県藤沢市、代表:張 錦良)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が主催する「GX分野のディープテック・スタートアップに対する実用化研究開発・量産化実証支援事業(GX)」の第1回公募のSTSフェーズに採択された。
事業詳細
グリーンケミカルは、非可食バイオマス由来の糖原料から芳香族系バイオプラスチック原料を製造する技術を持ち、この技術の実用化を目指している。具体的には、有用な芳香族系化合物HMF、バイオマスプラスチック原料FDCAやBAFの生産プロセスの量産課題を解決し、バイオマスプラスチックの普及に貢献する。
NEDO GX事業について
NEDOは、革新的な技術の確立や事業化・社会実装までに長期の研究開発と大規模な資金を要し、リスクが高いものの社会課題の解決につながる技術に対し支援を行う。STSフェーズ、PCAフェーズ、DMPフェーズの三つのフェーズにおいて実用化研究開発や量産化実証を支援する。
グリーンケミカルの技術
グリーンケミカルは、独自の新触媒と生産技術により非可食バイオマス由来の糖を100%原料として芳香族系化合物HMFを高純度で製造する。HMFは医薬品や機能性食品としての利用が期待されるほか、カーボンニュートラル化成品のビルディングブロックとなる化合物だ。HMFを中間体として、FDCA(フランジカルボン酸)やBAF(2,5-ビスアミノメチルフラン)の製造が可能となる。
採用募集
グリーンケミカルでは、事業を加速させるため「研究開発及び事業開発」の人材を募集している。興味がある方は、同社ホームページの問い合わせフォームから連絡してほしい。
会社概要
- 社名:株式会社グリーンケミカル(英名:Green Chemical Inc.)
- 本社・研究所の所在地:神奈川県藤沢市村岡東二丁目26番地の1 湘南ヘルスイノベーションパーク
- 代表取締役CEO:張 錦良
- 設立:2018年10月
- 資本金:3000万円
- 事業内容:バイオマス変換触媒と反応プロセスの技術開発とライセンスビジネス、カーボンニュートラル化成品の製造と販売
- HP:https://green-chem.jp/