【三浦市】庁内アンケート調査で明らかになった三浦市のハラスメント実態
三浦市では令和6年(2024年)5月13日から5月22日の間、職員を対象にハラスメントに関するアンケート調査を実施した。その概要と結果を以下に詳述する。
実施概要
- 実施期間:令和6年(2024年)5月13日(月)~5月22日(水)
- 実施方法:庁内グループウェアのアンケート機能を使用(ただし、使用環境のない職員は紙媒体による調査)
- 対象職員:一般職(病院、他機関派遣中、休暇・休業中の職員を除く)
- 対象期間:概ね過去3年間の案件
- 回答率:68.5%(対象者336人中230人が回答)
アンケート結果
職員が特別職から受けたハラスメントに関する結果は以下の通り。
- ある:7人(3.0%)
- 見たことがある:11人(4.8%)
- 聞いたことがある:29人(12.6%)
主なハラスメントとして挙げられた行為の類型:
- 強い口調での叱責
- 威圧的な態度や言動
- 業務に関係のない指示
- 女性を蔑視するような言動
特別職によるハラスメント行為に対する対処法:
- 上司や同僚に相談:7人(3.0%)
- 家族や友人に相談:5人(2.2%)
- 人事課に相談・報告:2人(0.9%)
- 何もしなかった:27人(11.7%)
今後の対応策
今後のハラスメント防止施策について、以下のような対策が必要とされている。
- 研修の充実によるコンプライアンス意識の強化:80人(34.8%)
- ハラスメント事案に対する十分な調査・処分:135人(58.7%)
- 上司との連携による風通しのよい職場づくり:97人(42.2%)
その他にも、「気軽に相談できる第三者窓口の設置」や、「パワハラを受けた人の保護」など、具体的な防止策が挙げられている。