茅ヶ崎市美術館「渉るあいだに佇む」地域に美術館があるということ
©やんツー《Untitled Drawing by a Device for “Graffiti” #13 (seen the sea)》 2022年 スプレー式アクリル塗料ドローイング・パネル 作家蔵
2023年4月8日(土)から、茅ヶ崎市美術館で「渉るあいだに佇む-美術館があるということ」が開催されます。
茅ヶ崎に美術館が開館したのは、今から25年前。
これまで茅ヶ崎にゆかりのある作家の作品を多く所蔵してきました。近年では、同時代を生きるアーティストと展覧会を開催し、地域に関連した作品を増やしてきています。
制作された時代も、形態も異なるそれらの作品には、その時々のアーティスト自身の関心事や、物事の捉え方、思考の跡が見てとれます。その一方で、作品の見え方は、見る人の状況、社会情勢によっても変わっていきます。
身近なところでいえば、その日あった出来事や心の状態、晴れや曇りなどの天候の変化まで含み、瞬間ごとに変わっていくでしょう。
そのように揺れ動くものの中で、ふと立ち止まり、自分や他者の考えの中に身を置いてみる。美術館は、多くの物事が急速に変化する時代のはざまで、佇むことができる空間なのかもしれません。
本展覧会では、茅ヶ崎市美術館のために制作された作品とともに美術史に残るゆかりある作家の作品を展示します。
25年をひとつの節目に、「地域に美術館という場があること」について、ともに考えることができれば幸いです。
会期
2023年4月8日(土)~6月11日(日)
10:00-17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日
場所
茅ヶ崎市美術館
〒253-0053 神奈川県茅ヶ崎市東海岸北1丁目4−45
詳細
料金:
一般700(600)円
大学生500(400)円
市内在住65歳以上350(250)円
高校生以下、障がい者およびその介護者は無料
※( )内は20名以上の団体料金
出品作家:
やんツー、 菅野創、 藤原大、 若見ありさ、 小川敦生、 鵜飼美紀、 森若奈、 高尾俊介
萬鉄五郎、 速水御舟、 小山敬三、 八木重吉、 三橋兄弟治、 井上有一
主催・問い合わせ
主催:公益財団法人茅ヶ崎市文化・スポーツ振興財団
協力:一般財団法人ジェネラティブアート振興財団、GALLERY KTO、株式会社洋建築企画、茅ヶ崎太陽の郷、株式会社ボンド、茅ヶ崎市立図書館、Passific Brewing