【藤沢 イベントレポ】リアル宝探しに挑戦~エノシマトレジャー2023「ヴァンとティミドの大冒険」(前編)
毎年大人気の「エノシマトレジャー」が今年も2月から開催中です。謎解きマニアの方、毎年参加している方、既に大勢の方が楽しんでいる模様。これは面白そう! ということで、参加してきました。
今年の謎はなかなか手ごわいとのこと。はたして解けるのでしょうか。楽しい仕掛けがいっぱいの、リアル宝探しに挑戦です!
エノシマトレジャーとは
2005年から江の島で毎年開催されている、リアル宝探しイベント。参加者は謎解き用の冊子を見ながら謎を1つずつ解読し、指示されたチェックポイントを回りながら宝を探します。
開催は今年で18年目。昨年(2022年)は約9,500人が参加し、推計で約3,039万円の経済効果を生んだビッグイベントです。
解読のヒント取得と報告にはスマートフォン(以下スマホ)を使用し、非接触型で安全なスタイルを採用しています。
また、対象店舗で1会計につき500円以上の買い物や食事で記念メダルがもらえます。
参照:藤沢市役所 リリース資料
「ヴァンとティミドの大冒険」ストーリー紹介
村の少年ヴァンは、風の妖精たちのささやき声で目を覚ましました。
”たから たから たからのありか むらの むこう うみのしま
さがせ さがせ なぞの てがかり といて みつけろ たからのち”
ヴァンは、友だちの小さな竜の子ども、ティミドとともに、宝探しの旅に出ます。
はたして、宝は無事に見つかるのでしょうか。少年と子竜の、わくわくする冒険の始まりです!
持ち物
宝探しには、筆記用具とスマホが必要です。持ち物は以下の3つ。
・冊子
・えんぴつと消しゴム(答えを何度でも書き直せる、えんぴつがおすすめです)
・スマホ
風が強いので、冊子をはさむバインダーがあると便利です。
フクロウの使い方
写真:藤沢市観光協会冊子より引用
宝探しは、スマホを使って進めていきます。まず、謎解き用冊子の2次元コードを読み込んで捜索用Webサイト「フクロウ」に必要事項を入力し、登録します。
チェックポイントで合言葉を見つけたら、画面の「フクロウに報告」ボタンをタップして報告すると、次の手がかりが表示されます。
謎が難しくて解けない時は「ヒント取得」ボタンから解読のヒントをゲットしてみましょう。
ヒント→謎解き→移動→合言葉登録をくり返しながら、ゴールにある宝箱を探します。
宝探しに出発!
片瀬江の島観光案内所。まずはここで謎解き用の冊子を入手します。
”さがせ さがせ”
あ、妖精の声が聞こえる! 行かなくちゃ。でも、どこへ? というわけで、まずは冊子に出ている1番の謎を解いて、スタート地点に移動します。
ここで強力な助っ人が登場。エノシマトレジャーの企画会社である、株式会社タカラッシュの広報さんです。
今日は地図が読めない女、方向音痴の浜野にアテンドしてくださいます。どうぞよろしくお願いします!
謎が解けない時は、フクロウでヒントをもらおう
何だかんだ時間をロスしながら、どうにか江の島に向かいます。「謎解きにはパターンがあります」と広報さん。
エノシマトレジャーでは、5〜6人の専門チームで問題を作っているそう。難易度は自由に変えられるので、毎年違うのだとか。ちなみに、今年の謎はかなり難しいそうです。
「特に後半の謎は難易度が高く、大人でも解くのは難しいです。1人で楽しんでもいいし、友達と協力して謎を解くのも楽しい。
謎解きに自信がある人は1人で。自信がない人は友達と協力するのがいいでしょう」とのことでした。
「ピーヒョロロー」と鳴くトンビの声を聞きながら、てくてく歩きます。やっと江の島に到着。次の謎解きです。
1問目は簡単に解けましたが、それ以降はさっぱり分からず(???)。広報さんにヒントをすがってみるものの、すんなりとは教えてくれません。必死で考えるもギブアップ。
そうだ、スマホでヒントがもらえるんだった。さっそくフクロウのトップ画面から「ヒント取得」ボタンを押してみます。フムフム、なるほど。「あ、分かった!」
画像:エノシマトレジャー捜索用WEBサイト「フクロウ」画面より引用
謎を解くと、合言葉が書かれたプレートの場所が分かります。合言葉を見つけたら、フクロウに登録。
答えを登録すると、何だか気持ちがいい。達成感がありますね。指示が表示されたら、次のチェックポイントに移動します。
謎を解くにはインスピレーションも必要で、たまたまひらめいた問題は簡単に解けてしまいます。ノーヒントで解けると結構うれしい。ただ、中には全くお手上げの問題もあり、答えを聞いてもまだ分からないものもありました。
ママ友グループとの出会い
*写真掲載許可を頂いております。
途中、宝探しを楽しんでいるグループに遭遇。綾瀬市から来た、ママ友同士のグループだそうです。
お子さんは既に成人していますが、母親同士のお付き合いは続いているのだとか。そういう関係って、いいですね。
「今日は河津桜が目当てで来ました。謎解きは、途中で止めてしまってもOKです」とのこと。楽しんでください!
階段を上りながら幾つかチェックポイントを回ると、海が見えるビューポイントに到着。
今日は快晴で見晴らしも良く、気持ちがいいです。既にかなりの距離を歩いていますが、疲れを感じません。話したり写真を撮ったりしていると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
ただ歩くより、ずっと楽しいですね。
なにやらいい匂い。サザエのつぼ焼きです。店頭にはエノシマトレジャー記念メダルのステッカーが貼ってあります。このステッカーが貼ってあるお店で500円以上買い物をすると、記念メダルがもらえるんですよね。
すいません、サザエをください。「あー、おいしい!」サザエのエキスが疲れた体に染みます。無事にメダルもゲット。
ここで先ほどのママ友グループに再会。「見つけましたか?」「ヒントを教えてくださいよ」などと会話が生まれます。知らない人とも、何度も顔を合わせるうちに打ち解けてくるのが面白い。これも、エノシマトレジャーの醍醐味(だいごみ)なのでしょうね。
ママさんたちは、広報さんが何かを知っていると思ったらしく、それとなく探りを入れています。広報さん、困惑の表情(笑)。
エノシマトレジャーを楽しむ人々
茅ヶ崎から来たという、1人で回っている女性にお話を伺いました。
来週、中1の娘さんがお友達と宝探しに来る予定だそう。お子さんたちが行き詰まったら電話で答えが教えられるように、先に謎を全部解きに来たそうです。お母さん、優しいですね!
元々謎解きが好きで、毎年エノシマトレジャーに参加しているとか。慣れた様子で移動していかれました。
他にもベンチに座って答えを考えているご夫婦や、カメラを持った大学生のグループ、1人で回る人など。みなさん、思い思いに取り組んでいらっしゃいました。
ついにお宝発見!
画像:写真AC
いよいよ最後のチェックポイントです。お宝は意外な場所にありましたよ。
「え、こんな所に?」
ここで「フクロウ」から発見報告をすると、藤沢市内ペア宿泊券や新江ノ島水族館招待券などの「クリア賞」が当たる抽選に応募できます。
さっそくスマホで報告して、応募完了。結局トータルで4時間かかってしまいました。お疲れさまでした!
ここで広報さんから素敵なご提案。「宝も見つかったし、江の島島内にある宝探しカフェ"ENOSHIMA TREASURE CAFE"でひと休みしませんか」
いいですね! では、移動しましょうか。カフェの様子は、後編でレポートします!
まとめ
エノシマトレジャーは想像以上の楽しさでした。スゴロクのように少しずつ前に進み、どんどん景色が変わっていくので疲れを感じません。
謎解きも、冊子のストーリーを追いながら解いていくので飽きずにできます。
家族で、友達同士で、カップルで、1人でも楽しめるイベントです。謎解きを極めるのもよし、途中で止めるのもまたよしです。
江の島観光が2倍楽しめる、楽しいイベント。4月2日までですので、挑戦したい人はお急ぎください!
<後編は、ENOSHIMA TREASURE CAFE(エノシマトレジャーカフェ)のレポートです>
イベント詳細
開催期間:2023 年2月7日(火)~4月2日(日)
時間:2月 9:00~16:00/3~4月 9:00~17:00
場所:江の島・片瀬エリア
主催:藤沢市・公益社団法人藤沢市観光協会
問い合わせ先:藤沢市観光センター TEL 0466-22-4141(8:30~17:00)
地図
アクセス
小田急線 片瀬江ノ島駅
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