【三浦 イベントレポ】三浦海岸 桜まつり2023 - 深いピンクの美しい河津桜が咲き誇る!花より団子の楽しみ方も<後編>
駅前には三浦の特産品などが購入できるテント村
【三浦 イベントレポ】三浦海岸 桜まつり2023 - 深いピンクの美しい河津桜が咲き誇る!ひと足早い春の風物詩<前編>の続き。
頭上には深いピンクの河津桜、歩道に沿って植えられている鮮やかな黄色の菜の花、その横を時より走っていく赤い車体の京急線、という風景を楽しみながら、のんびりと歩いて20~30分程で「小松ヶ池公園」に到着。
ここには、小松ヶ池という大きな池があり、通常は、そこに生息する留鳥と外から飛来する渡り鳥を見ることが出来ます。
イベント期間中は、池に沿って植えられた見事な河津桜を眺めるだけでなく、休憩しつつ屋台のお花見グルメを楽しむことも。
たこ焼きやチョコバナナ、鈴カステラなどの屋台がある中から、筆者は大判焼を購入。
池のほとりで河津桜に囲まれて食べると、美味しさが倍増です。
ちなみに、この「小松ヶ池」には悲しい伝説があります。
【小松ヶ池】
この大沼は「小松ヶ池」あるいは「お小松ヶ池」といい、古くから里人の間にこの沼にまつわる物語が語り継がれています。
むかし、この辺りがまだいくつかの小さな田に分かれていた頃、お松という働き者の嫁が一人田植えに励んでいました。
お松は意地悪の姑に一人ではとても無理なほどの田植えを言いつけられました。
すでに太陽は西山にかくれようとしているのに、田植えが終わらず、困り果てたお松は天を仰いで「あと半刻あれば田植えが終わるものを」と嘆き悲しみました。すると不思議なことに西山へ沈もうとした太陽がにわかに数尺も高く東へ戻り、おかげでお松は無事に田植えを終えることができました。しかし、その時、あたり一面は深い泥沼と変わり、お松は水に吞まれてしまいました。
それからというもの、雨の多い年が続き、やがて、この一帯はごらんのような大沼になったといわれています。小松ヶ池(三浦市)_2023年2月23日(木)撮影
帰りは、来た道程を戻ることになるので、もう一度河津桜並木を堪能出来ます。
また、この辺りは漁業だけでなく農業も盛んということで、畑が多く広がる田園風景に心が癒されるようです。
駅に戻ると、今度は駅前で開催されている三浦の特産品などが購入出来るテント村を見てみることに。
三浦のご当地グルメが楽しめるということで、花より団子の雰囲気の中、たくさんの観光客で賑わっています。
まずは、三浦と言えば“三崎のマグロ”です。
いろいろなお店で、とってもお手頃な価格のマグロが売られていました。筆者も、自宅用にねぎとろを購入しました。
行列が出来ていたのは、ホカホカ湯気が立っている「みさきまぐろ倶楽部 うらり店」さんの「とろまん」。
三崎港で水揚げされたマグロが入った、大人気の三崎名物です。
通常の肉まんに比べて脂っこさがなく、マグロはジューシーかつ後味がサッパリとしていて、たくさんのシャキシャキお野菜も入っています。
駅前には三崎グルメの他にも、伊藤園の桜ラッピングがされた特別な自販機があったり、観光客を楽しませてくれるたくさんの工夫がされています。
こちらも、イベント期間中限定のキャンペーンなのだそう。
深くて濃いピンクの華やかな河津桜はもちろん、菜の花と三崎グルメも楽しめる「三浦海岸 桜まつり」。
三浦の魅力を全国の人に伝えるイベントとして、これからも末長く続いて欲しいイベントです。
「三浦海岸駅」へは、都内からでも電車で一時間半程で行ける距離です。
ぜひ、みなさんも訪れてみてくださいね!
イベント詳細
【三浦海岸 桜まつり2023】
■開催日:2023年2月5日(日)〜3月5日(日) ※開花状況により3月12日(日)まで延長
■開催場所:三浦海岸駅~小松ヶ池公園
■料金:入場無料
■問合せ先:三浦市観光協会 046-888-0588
アクセス
京浜急行線三浦海岸駅下車
施設詳細
【小松ヶ池公園】
■住所:〒238-0101 神奈川県三浦市南下浦町上宮田
※トイレ:有