【横須賀市】クロスシンク社、遠隔ICUシステムをベトナム・フィリピンへ展開!医療プログラム「アイビーセンDX」で救急医療の質向上へ
横浜市金沢区に本社を置く株式会社クロスシンクが、ベトナムとフィリピンにおいて遠隔ICUと遠隔救急の医療提供体制の構築を目指す実証事業を開始することが決定した。
この取り組みは、令和5年度(2025年度)補正「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金」に採択されたもので、救急・集中治療領域の市場調査から、プログラム医療機器「生体看視アプリケーション iBSEN DX(アイビーセンDX)」を含む遠隔医療システムの導入・テストまでを実施する。
遠隔ICUシステム「アイビーセンDX」とは
「アイビーセンDX」は、重症患者の状態を総合的に管理・監視できる医療用アプリケーション。複数のバイタルサインから重症度スコアを算出し、患者の状態変化を監視することで、急変の予防や適切なケアの実現をサポートする。
国内での導入実績
- 横浜市立大学附属病院:2024年4月より導入開始
- 横須賀市立市民病院:2024年4月より遠隔ICUの実証試験を開始
期待される効果
- 患者の急変見逃し防止
- 医療情報伝達の即時性向上
- ICUレベルの看視体制の実現
- 医療スタッフの業務効率化
会社情報
- 社名:株式会社クロスシンク
- 所在地:横浜市西区みなとみらい2-2-1 横浜ランドマークタワー7階 NANA Lv.内
- 設立:2019年10月
- 代表:髙木俊介、中西彰
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筆者のコメント
横浜から世界に向けて医療技術を発信する取り組みに、地元民として誇らしさを感じる。
湘南エリアでは、すでに横須賀市立市民病院で実証実験が始まっており、地域医療の質向上に貢献している点も心強い。
医療人材が不足する中で、テクノロジーを活用して医療の質を保ちながら効率化を図る取り組みは、今後ますます重要になってくるだろう。
私たち地域住民にとっても、より安全で質の高い医療を受けられる環境が整っていくことは、大きな安心につながる。医療のデジタル化が進む中、こうした地元発のイノベーションには今後も注目していきたい。