【横須賀市】おむつ代の医療費控除申告、2024年から横須賀市が証明書を発行
介護保険を利用している要介護者のおむつ代について、医療費控除の申告をする際に必要な証明書の発行が、横須賀市でも可能になった。従来の医師発行の証明書に加え、一定の要件を満たす場合は市が発行する証明書でも申告できるようになり、高齢者を介護する家族の負担軽減が期待される。
医療費控除の対象条件
- 傷病等のためにおおむね6カ月以上寝たきりであること
- 医師の治療のもとでおむつを使用する必要があること
- 介護保険の要介護認定を受けていること
必要となる証明書
医療費控除の明細書に加えて、以下のいずれかの証明書が必要となる。
- 医師が発行する「おむつ使用証明書」
- 市が交付する「おむつに係る費用の医療費控除に要する証明書」(要件を満たす場合)
市の証明書交付要件
主治医意見書において以下の条件を満たすことが必要。
- 障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)がB1、B2、C1、C2であること
- 「失禁への対応」としてカテーテルを使用、または尿失禁が現在あるか今後発生の可能性が高い状態であること
問い合わせ先
- 横須賀市 民生局福祉こども部介護保険課 認定係
- 住所:横須賀市小川町11番地 分館2階
- 電話:046-822-8310
- FAX:046-827-8845
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筆者のコメント
介護をしている身として、おむつ代の医療費控除は家計の負担軽減に大きな助けとなっている。
市の証明書で申告できるようになったことで、わざわざ医療機関に行く手間が省け、介護に追われる日々の中で少しでも時間的な余裕が生まれそうだ。
湘南エリアの他の自治体でも同様の対応が進んでいるので、ぜひ居住地の市役所に確認してみてほしい。介護の経済的負担を少しでも軽減できる制度を、積極的に活用していきたい。