【横須賀市】横須賀市で咸臨丸フェスティバル式典開催
横須賀市では、咸臨丸フェスティバル式典が4月27日に浦賀ドックサーカス特設テントで開催された。咸臨丸フェスティバル式典は、咸臨丸とその乗組員の偉業をたたえる目的で行われている。
フェスティバルでは、国歌演奏や横須賀市長、駐日オランダ王国大使代理ペーター・ファン・デル・フスト氏、駐日米国大使代理ダニエル・フィリオン氏、外務大臣代理貝原健太郎氏のスピーチが行われた。
式典終了後には、地域住民向けにトップパフォーマーによるアクロバットサーカスが開催され、多くの人々が楽しいひとときを過ごした。
咸臨丸について
咸臨丸は、日本の軍艦として初めて太平洋を横断したことで知られている。この軍艦は徳川幕府がオランダ政府に注文し、同国キンデルダイクで建造された。咸臨丸は1857年3月26日に出発し、同年9月21日に長崎に到着。その後、長崎に設けられていた海軍伝習所の練習艦として活躍し、1860年には日米修好通商条約の批准書交換のため渡米する幕府遣米使節の護衛随伴艦として日本初の太平洋横断に成功した。
その後、咸臨丸は戊辰戦争中に清水港で薩長軍の攻撃を受け、浦賀での修理後は北海道への官物輸送や開拓民の移民船として再活躍したが、1871年11月に北海道木古内町サラキ岬沖で座礁し、沈没した。
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