【横須賀市】PFOS等の排水基準設定に向けて防衛省が環境省と連携強化へ 2025年1月時点の最新動向
環境問題として注目を集めているPFOS(ピーフォス)等の排水基準について、防衛省は環境省などの関係省庁と連携を強化し、基準設定に向けた取り組みを進めている。
2025年1月30日、防衛省との面談で明らかになった最新の進捗状況によると、環境省は水質基準の見直しを進めており、今春を目途に水道水質基準への引き上げ等に関する方向性を取りまとめる予定だ。
PFOS等に関する国の最新の動き
- 2024年6月:内閣府食品安全委員会がPFOS及びPFOAの耐容一日摂取量を設定
- 2024年7月・12月:環境省の専門家会議で水道水中のPFOS等の暫定目標値の見直しを議論
- 2025年春:水道水質基準への引き上げ等に関する方向性を取りまとめ予定
今後の検討課題
- 環境中への流出や拡散に係る知見の収集
- PFAS対策技術に係る知見の収集
- 汚染の態様に応じた対策の効果や実行可能性の検討
- 健康リスクの低減に効果的な対策のあり方の検討
- 水質汚染による食品への影響に関する知見の収集
関連リンク
横須賀市:PFOS等の排水基準の作成に係る国への確認等について(第12報)
筆者のコメント
湘南エリアは豊かな海や自然に恵まれた地域であり、水質の安全性は私たち住民にとって非常に重要なテーマだ。
特に、相模湾に面した地域では、水産業も盛んで、海の環境が日々の生活に直結している。PFOSなどの環境汚染物質への対策は、私たちの健康だけでなく、地域の産業にも大きく影響する問題だ。
今年は暖冬の影響で海の生態系の変化も懸念されているが、このような水質に関する規制の整備は、将来の湘南の環境を守るためにも重要な一歩となるだろう。