【横須賀市】横須賀市中小企業景況リポート(2024年7月号)を発行!
横須賀市は2024年7月19日に「横須賀市中小企業景況リポート(第47号)」を発行した。本リポートは2024年4月から6月の景況感をまとめたもので、全業種の景況感は前期の△5Pから9P上昇し今期は4Pとなった。
調査対象は市内中小企業166社で、調査の実施は横須賀市、公益財団法人横須賀市産業振興財団、かながわ信用金庫、湘南信用金庫が共同で行っている。
主要な調査結果
- 建設業【11P】は19P向上、製造業【2P】、卸・小売業【△2P】、サービス業【15P】はそれぞれ8P、11P、12P向上
- 不動産業【△25P】は42P大幅に低下
今回の景況感はやや向上しているが、原材料費高騰や人手不足による受注機会損失の声が多く聞かれている。
業種別の詳細
製造業
景況感は2Pで変わらず。売上額は△3P、収益は0Pでやや向上したが、雇用人員は△38Pやや低下した。次期は資金繰りがやや向上し、収益がやや低下の見込みだ。
- 人員不足が続いている
- 材料費高騰の影響が続くが、価格が落ち着けば売上増加が予想される
建設業
景況感は11Pでやや良い。売上額【20P】、収益【6P】、資金繰り【9P】はそれぞれ向上したが、雇用人員は横ばいの状況だ。次期は資金繰りがやや低下する見込み。
- 材料費は高止まり、人件費の上昇が続いているが、適正な見積もりで業績は良化
- 外国人労働者の雇用を検討している
卸・小売業
景況感は△2Pで変わらない。売上額【7P】、収益【△7P】、雇用人員【△25P】、資金繰り【△12P】はそれぞれ向上した。次期は雇用人員がやや向上する見込み。
- 先行きは不透明とする声が多い
- 販売価格に仕入れ高騰が反映できない
不動産業
景況感は△25Pで悪い。売上額【△25P】、収益【△8P】はそれぞれ低下し、資金繰り【8P】はやや低下。次期は売上額が大幅に向上し、収益もやや向上する見込み。
- 材料価格高騰の影響で不動産の動きが鈍化
- 売上は前年比10%増加見込みだが利益率は変わらず
サービス業
景況感は15Pで良い。雇用人員【△21P】、資金繰り【6P】がそれぞれ向上し、売上額【9P】はやや向上した。次期は売上額、収益が向上する見込み。
- 人手不足が続くが、イベント増加により売上増加を見込む
- 店内での飲食客増加によりアルコール類の販売が好調
問い合わせ
横須賀市経済部 経済企画課
電話: 046-822-9523
住所: 神奈川県横須賀市小川町11