【横須賀市】市立中学校で採点済みテストの誤配付が発生、個人情報漏洩に警鐘
横須賀市の市立中学校において、英語の定期テストの採点済み解答用紙を誤って別の生徒に配付する事故が発生した。個人情報の取り扱いに関する重要な課題が浮き彫りとなっている。
事故が発生したのは12月3日。教科担任が英語の定期テスト解答用紙を返却する際、欠席していた2名の生徒のうち、1名が登校した際に誤って別の生徒の解答用紙を渡してしまった。翌日、誤配付が判明し、速やかな対応が取られた。
漏洩した個人情報の内容
- 氏名
- 学年
- 組
- 出席番号
- 得点
- 各設問の解答内容
- 正誤情報
事故発生後の対応
- 教科担任による該当生徒への謝罪と解答用紙の回収
- 校長と教科担任による両生徒と保護者への説明と謝罪
- 教育委員会による事情聴取と厳重注意の実施予定
今後の再発防止策
- 配付物の氏名確認の徹底
- 配付時における生徒本人への氏名確認の実施
- 個人情報を含む配付物に関する取り扱い手順の見直し
筆者のコメント
子を持つ親として、学校での個人情報の取り扱いには特に注目している。昨今、SNSでの個人情報流出なども懸念される中、教育現場でのこうした事例は他人事ではない。
デジタル化が進む現代社会において、学校でも様々な個人情報がデータとして扱われている。成績に関する情報は特にセンシティブで、慎重な取り扱いが必要だ。
年末を控え、学校現場も期末テストや成績処理で多忙を極める時期。しかし、こうした時期だからこそ、基本的な確認作業を怠らないことが重要だ。私たち保護者も、子どもと一緒に個人情報の大切さについて考える良い機会かもしれない。