【横須賀市】横須賀市社会福祉事業団が2025年3月末で解散 福祉施設の運営体制が変更へ
横須賀市社会福祉事業団は12月16日の理事会において、2025年3月31日をもって解散することを決定した。同事業団は1986年から横須賀市の福祉施設の運営を担ってきた重要な組織だ。
この解散決定により、福祉援護センターや本町・鴨居老人福祉センターなど、市民の生活に密接に関わる施設の運営体制が変更となる。2025年4月1日以降の対応については、今後の予算編成にあわせて検討、調整が進められる予定となっている。
現在の委託事業内容
- 福祉援護センターの指定管理(2024年度まで)
- 本町・鴨居老人福祉センターの指定管理(2024年度まで)
- 鴨居市民交流スペースの管理委託
- 介護認定調査事務委託
- よこすか就労援助センターの運営費補助
- みなみ地域活動支援センターの運営費補助
市の出資状況
- 出資金:300万円(1986年出資)
- 運営資金出資金:1,000万円(1986年出資)
問い合わせ先
横須賀市民生局福祉こども部福祉総務課
電話:046-822-8270
筆者のコメント
横須賀市の福祉サービスを支えてきた重要な組織の解散は、地域の福祉体制に大きな転換点となりそうだ。
近年、少子高齢化や人口減少により、福祉サービスのあり方も変化を迫られている。今回の変更が市民サービスの低下につながらないよう、新たな運営体制への移行をしっかりと見守っていく必要がある。
寒さが厳しくなるこの時期、特に高齢者の方々にとって福祉サービスは欠かせない。来年度からの新体制でも、これまでと変わらぬサービスが提供されることを期待したい。