【藤沢市】新江ノ島水族館で希少なハマクマノミの繁殖に成功!育成過程の貴重な写真も公開
新江ノ島水族館は、希少な熱帯魚「ハマクマノミ」の繁殖に成功し、現在バックヤードで育成中だと発表した。カクレクマノミの展示水槽での繁殖の様子や、孵化した稚魚の成長過程など、貴重な写真とともに公開している。
この取り組みは、太平洋の暖かい海のエリアにある展示水槽で行われており、リュウキュウスガモが生える自然に近い環境作りの一環として実施されている。
繁殖の成果
- カクレクマノミの水槽での継続的な産卵確認
- マンジュウイシモチとプテラポゴンカウデルニーの繁殖も成功
- ハマクマノミ、クマノミ、ハナビラクマノミの産卵を確認
ハマクマノミの成長過程
- 孵化直後:半透明な体色
- 成長期:徐々に黒色化
- 幼魚期:特徴的な2本の白いバンド模様が出現
- 成魚期:1本のバンド模様へと変化
展示の工夫
展示水槽では、アラビアハタゴイソギンチャクの根本に産み付けられた卵を確認。孵化時期を見計らって回収し、バックヤードでの育成を行っている。
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筆者のコメント
湘南の海のシンボル的存在である新江ノ島水族館で、貴重な熱帯魚の繁殖に成功したというニュースは、地元民として誇らしい。
昨今の海水温上昇による生態系の変化が懸念される中、水族館での繁殖技術の確立は、種の保存という観点からも重要な意味を持つ。
寒い季節は特に、室内で楽しめる水族館は家族のお出かけスポットとして人気だ。この機会に、普段見ることができないハマクマノミの成長過程を、ぜひ子どもたちと一緒に観察してみてはどうだろうか。