【藤沢 グルメレポ】LA BALENA - 藤沢の隠れ家でいただく正統派イタリアン
ビルの地下に突如現れるイタリアへの入り口
藤沢駅南口から徒歩1分、藤沢オーパの手前を曲がるとあるアツタビルの中に30年近く王道イタリアンを貫く「LA BALENA(ラ・バレーナ)」があります。
地下へと続く階段を下りながら「本当にここにイタリアンが…?」と疑い始めた頃、目の前がパッと明るくなるような真っ白な壁と扉が現れ、心は一気に異国気分に。
華やかなテラコッタタイルがワクワク感を増幅させます。
店内はカウンター席とテーブル席があり、落ち着いた照明と上品なインテリアに大人な雰囲気を感じますが、オープンキッチンの活気や先客のほどよい賑わいにするりと溶け込める居心地の良さがあります。
ボリューミーな前菜のランチコース
ランチは2つのコースのみ。
今回チョイスした「Prestazione(税込3,740円)」はメインにパスタかピッツァを選びます。
もう一方の「Meraviglioso(税込5,060円)」は、そこにお魚かお肉料理が付いてきます。
まず運ばれてきたのは、あおさ入りフォカッチャとタラッリ。
フォカッチャを一口食べると絶妙な塩気にあおさの香ばしさがふわり。
タラッリはイタリアの伝統的な固焼きパンとのことで、カリカリとした食感と練り込んであるフェンネルシードの香りを楽しむことができます。
最初の一皿だけで、「これはお酒が進むだろう」ということを理解。
後ろの席でマダムたちが「暑気払いに」と乾杯されていたのを、下戸の筆者は少し羨ましく感じたのでした。
続いての前菜は、びっくりするほどのボリューム!
鎌倉野菜をふんだんに使ったサラダには、ナスタチウムやフェンネルなど食べられるお花が彩りを添えています。
爽やかなトマトのガスパチョにオムレツ。
じゃがいもは雪の下で甘味を増したこだわりの品種。
ショウダイのカルパッチョ、イワシのマリネとお魚も。
思わず「ご馳走様でした」と言いたくなるような満足感です。
食欲をそそるメインのスパゲッティ
あわや満腹かと思われた食欲を復活させたのが「ナスとトマトのスパゲッティ」。
コシのあるパスタに唐辛子とニンニクがピリッと効いて、箸(フォーク)が止まりません。
米ナス、白ナス、ふわとろナスの三種が使われ、それぞれの食感と味を楽しむことができました。
ちなみに、ピッツァを選ぶと出てくるのは「揚げピッツァ」。
耳の部分がふわっと揚がってアツアツのこちらも美味しそうでした。
さすがにもうお腹いっぱいでしょう、と言いたいところですが、甘い物は別腹です。
ドルチェに選んだプリンが、クリームをたっぷり携えて登場しました。
固めに作られていますが、口に入れるとなめらかに溶けていくので不思議。
ほどよい甘さのカラメルソースと一緒に、あっというまに食べてしまいました。
食後のコーヒーは「YAMA COFFEE ROASTER」の豆を使用。
あっさりとアメリカンでいただき、満足度120%でようやくご馳走様です。
「シンプルで美味しい」を作り続ける
料理は一品一品、丁寧な説明を添えて提供してくださいます。
自信を持って調理されているのがわかり、安心していただけますね。
夜は魚介料理や肉料理のアラカルトも楽しめる「LA BALENA」。
流行りすたりに左右されず、シチリアやナポリの正統派イタリアンを作り続けてきたといいます。
鎌倉野菜やちがさき牛など地場の新鮮な素材を使い、調味料にこだわった料理の数々は、シンプルだけど何度も食べたくなる。
それが本当のイタリアンなのかもしれません。
店舗紹介
【LA BALENA】
■住所:藤沢市南藤沢22-14 アツタビルB1
■電話番号:0466-28-2825
■営業時間: ■定休日:月曜日 (祝日の場合は翌日に繰り越し)
アクセス
小田急線藤沢駅南口から徒歩1分
※駐車場・駐輪場なし。近隣のコインパーキングをご利用ください。