【横須賀 観光スポットレポ】叶神社-海を挟んだ願いが叶う東西二つのパワースポット
横須賀市のパワースポット「叶神社」
横須賀市浦賀地区にあるパワースポット「叶神社」。
西岸と東岸に海を挟んで向かい合う形で存在している神社です。
2つの神社の区別の為にそれぞれ「西叶神社」と「東叶神社」と呼ばれています。
「叶神社」の歴史とは
叶神社は平家の横暴ぶりに憤った文覚上人が源氏再興を願い、石清水八幡宮を勧誘して創建されたと言われています。
やがて源氏再興の大願が叶った事で「叶明神」の称号が与えられることになりました。
願いが「叶う」神社。そのネーミングもあり、今では横須賀で人気のパワースポットとなっています。
今回は「西叶神社」「東叶神社」両方の叶神社へ参拝に行ってきました。
西叶神社へ参拝
京浜急行浦賀駅から徒歩15分(バスで5分)ほどの所に西叶神社はあります。
神様への感謝と願い事をお伝えしてお参りをします。神社参拝の基本作法では「崇敬の心」「誠実な心」「感謝の心」3つの心でお参りしましょうと記されています。
参拝を終え、見上げると社殿には見事な彫刻が。
この彫刻は後藤利兵衛という安房国(千葉県)の彫刻師の若い頃の作品で、後藤はこれらの仕事が認められ、その後幕府の彫刻師として雇われました。
拝殿の格天井(ごうてんじょう)の花鳥の彫刻には、当時の日本には渡来していないとされる花や鳥も彫られているそうです。
社前に並ぶ狛犬は、左右とも口を開けて向かい合っています。一方、東叶神社の狛犬の口は、いずれも閉じているように見えるそうです。
その事から西叶神社と東叶神社で対になっているのではとの説もあるそうです。
西叶神社ならではのお守り
お守りを購入する為、社務所に向かいます。西叶神社ならではのお守りが「勾玉御守」です。ピンク、グリーン、透明の3色から選ぶ事が出来ます。
この勾玉御守り、対岸の東叶神社のお守り袋に納めて完成します。身につけていると恋愛をはじめさまざまな良縁を結んでいただけるそうです。今回は翡翠色のグリーンを選びました。
御守りの向かいの場所ではおみくじを引くことが出来ます。
浦賀の渡し船で東叶神社へ向かう
浦賀の渡しは「ポンポン船」の愛称で親しまれた、江戸時代から続く西浦賀と東浦賀を繋ぐ船です。
東西の浦賀を行き来する為の大切な交通手段となっています。
時刻表はなく、呼び出しボタンを押すと対岸にいてもすぐに来てくれるようです。
約3分ほどの船旅は、海風が心地よく船からの眺めを楽しみながら穏やかな時間を過ごすことができます。
また、自転車やベビーカーでの乗船も可能です。往復チケットのワンデイパスも販売しています。
東叶神社へ参拝
浦賀の渡し船を降りて約200mほど歩くと「東叶神社」に到着しました。
東叶神社は明治になるまでは、耀真山永神寺と呼ばれ、真言宗醍醐寺派三宝院を別当としていました。
横浜の金沢区から三浦半島全域において、本山格の寺格をもった修験道の寺だったそうです。
東叶神社の狛犬は口を閉じています。西叶神社と対になっているのでしょうか。
境内からは海を越えた西岸が見えます。
東叶神社では勾玉を入れる御守り袋を
西東の御守りを完成させるべく、社務所にてお守り袋を購入しました。
勾玉・御守り袋共に緑で揃えました。
西叶神社の勾玉を東叶神社の御守り袋に納めます。
2つの神社からパワーをいただき、良縁に恵まれる事を期待して身に着けていきます。
横須賀のパワースポット「叶神社」は東西それぞれにみどころがたくさんあり、魅力的なスポットとなっています。
叶えたい願いを胸に是非、参拝にいらしてはいかがでしょうか。
施設紹介
【西叶神社】
■住所:神奈川県横須賀市西浦賀1-1-13
■電話番号:046-841-0179
【東叶神社】
■住所:横須賀市東浦賀2-21-25
■電話番号:046-841-5300
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