【横須賀 イベントレポ】 1日限定!ポリネシアンカフェ - 心温まる素敵な空間
横須賀の楽島モアイモ食堂で開催された1日限定のポリネシアカフェに行ってきました!
トンガ人の母を持つYokoさん主催の、ポリネシアン料理を楽しめるイベントです。
小さな幸せを大切な思い出に
Yokoさんは、「島の大家族や近所の人と一緒に料理をしながらテーブルを囲んで食事を楽しむ事が、大人になったいまでも幸せな思い出として残っています。同じような幸せな瞬間を再現し、『お腹も心も満たされる』体験を、あまりまだ知られていないポリネシア料理を通して、私達の故郷の味と共に皆さんと共有したいと思い、このイベントを開催しました」とお話しされていました。
シンプルな味付けながらもどこか懐かしさを感じるトンガ料理
ポリネシアとは南太平洋に浮かぶたくさんの島々の総称で、その中でも今回は、トンガ王国の料理をいただきました。
代表的なトンガの料理3品とデザート、コーヒーもついたボリュームたっぷりのポリネシアランチセット(税込1,900円)です。
最初にいただいたのは「Lu Moa」というシチューのような料理。(写真右下)
野菜とチキンを塩とココナッツクリームで味付けしたものです。
チキンの旨みと柔らかくなるまで時間をかけて煮込んだ野菜の相性が抜群。
ココナッツの味も強すぎず程よく、あとは塩のみのシンプルな材料で、素材そのものの味が上手く活かされている身体に優しい一品でした。
次に、「Green Banana」。(写真左下)
その名の通り緑色のバナナです。
トンガでは芋やバナナが主食で、どちらの場合もココナッツクリームで煮込んでいただくようです。
ココナッツクリームを入れることで水分が含まれ口当たりが良くなり小さいお子さんにも離乳食代わりに食べさせるのだそう。
そして最後に「Ota Ika」という生魚を使った料理。(写真右上)
塩とレモンに漬け込んだ新鮮なお魚と野菜にココナッツクリームを絡めたもの。
ココナッツクリームはこってりしたイメージでしたが、レモン漬けにされていることでさっぱりした後味で、飽きることなく完食しました。
トンガ料理の味付けは、ココナッツクリームと塩がベースになっています。
同じ味付けにならないようにレモンを絞ったり、スパイスを入れたりさまざな工夫がされているようです。
食後のデザートとしてバナナブレッドと淹れたてのコーヒーもいただきました。
「アイランダーはバナナブレッドが大好きなんです」とYokoさん。
さっぱり味のものや濃厚なもの、チョコレートを入れたり、ナッツを入れたりと各家庭で違ったレシピが味わえるそうです。
また、今回いただいたコーヒーは、Islander’s coffee companyのもので、濃厚な味わいの中にも甘味が感じられるものでした。
マキネッタという直火式エスプレッソメーカーを使用し、一杯ずつ丁寧に淹れてもらいます。
コーヒー好きの方は是非、厳選された豆のラインアップをチェックしてみてください。
また、カフェの片隅には子どもが楽しめるようにアイランドデザインの手作りスタンプがたくさん用意されていて、オリジナルのポストカードを作成することができました。
まとめ
イベントにはお子さん連れの方が多く、食育という観点からも異文化を知ることができる貴重な時間でした。
他の家族と同じ空間で同じものをいただきながら、Yokoさんが育った大家族のにぎやかな食卓のイメージが目に浮かんできました。
「ありふれた日々の中に価値があり、そのすべてが、私たちの人生を豊かに彩るかけがえのない瞬間です。このイベントを通じて、そんな日々の小さな幸せを見つめ直すきっかけになれば嬉しいです」と語ってくれました。
作る人と食べる人が心を通わせる、心温まる素敵なひとときとなりました。
1日限定!ポリネシアンカフェ
開催日時
2024年12月7日 11:00〜15:00
開催場所
楽島モアイモ食堂
住所:〒238-0041 神奈川県横須賀市本町1丁目1
駐車場:なし ※近隣にコインパーキングあり