【横須賀 ショップレポ】 Plus Coffee Roaster- コーヒー焙煎大会優勝の店主が提供する「香り豊かなスペシャルティコーヒー専門店」
ふわっと広がるコーヒーアロマの香り。
香り漂うコーヒー時間は、至福のひとときと感じる方は多いのではないでしょうか。
コーヒーの魅力にはまり、サラリーマンをしながらゼロからコーヒーに関することを学び、ついにはコーヒー焙煎大会(RMTC2022)で優勝した経歴を持つ焙煎士の店主。
そんな店主が、日曜日だけ営む、スペシャルティコーヒー専門店『Plus Coffee Roaster』が横須賀にあります。
画像出典:湘南人画像出典:湘南人
場所は、京浜急行「県立大学駅」下車。国道16号線を越えた、徒歩8分程度のところにあります。
コーヒーを通して人と繋がる場を作りたい
『Plus Coffee Roaster』の店主は、コーヒーとは異業種のサラリーマン。
コーヒーの世界に深く入ることになったきっかけは、「人が集うカフェをやってみたいなぁ」とぼんやりと思っていたそうです。
そんな時、週末だけ営業しているカフェの存在を知り、このスタイルであれば自分でもできるのではないかと思ったのが、はじめだったそうです。
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そんな中、コーヒー豆の「焙煎」のことを知り、焙煎によるコーヒーの味を知る「カッピング」へと、どんどん興味が高まっていったそうです。
そして、4、5ヶ月後には関係する専門学校やセミナーなどを受講し始めたといいます。
ついには、自宅に焙煎機を購入するなど、知識と経験を高めていき、「コーヒー焙煎大会(RMTC2022)優勝」まで至ったそうです。
画像出典:湘南人
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木の風合いが優しいイートインスペースがある店内
店内は、木と白い壁を基調としたナチュラルなトーンで統一され、居心地の良さを感じます。
入り口正面カウンターには、商品のコーヒー豆とそのサンプル、コーヒーの全種類無料で試飲できるテイスティング用ボトルが並んでいます。
通りから柔らかな光が差し込む大きな窓辺には、ゆったりとしたイートインスペースのカウンター席が3席用意されています。
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取材当日もご近所にお住まいという、ご夫婦が、コーヒー豆購入とともに、イートインスペースで、アイスコーヒーを楽しんでおられました。
また、毎週決まったコーヒー豆を購入しに来店しているといった方や、米海軍基地が近いからか外国の方もコーヒー豆の銘柄指定で購入されていました。
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店主おすすめのドリッパーやサーバーなど購入することもできます。
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スペシャルティコーヒーとは? Plus Coffee Roaster のこだわり。
ここ数年の人気の高まりにともない、耳にすることが増えたスペシャルティコーヒー。
1982年にアメリカスペシャルティコーヒー協会(SCAA)によって定められたフレーバーや風味、バランスなど「数多くの評価基準を満たし」、「産地個性や情報の透明性がある」コーヒー豆に与えられるものだそうです。
そういったスペシャルティコーヒーは、国内で11%程度しか流通していないそうです。
『Plus Coffee Roaster』では、そんなクオリティのコーヒー生豆に出会うことができます!
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また、よりおいしいコーヒーのためのポイントとして、欠点豆などを手作業で取り除く「豆のハンドピック」をおこなっているとのこと。
そういったことを笑顔で話をされる様子に、店主のこだわりはもとより、本当に美味しいコーヒーを飲んでもらいたいとの気持ちが伝わってきます!
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どのコーヒー豆を買おうかな。
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こちらでは、常時、浅煎りから深煎りまで6種を準備しています。
私の好みや普段飲んでいる味を聞きながら、丁寧に風味から味わいまで、おすすめのコーヒー豆をチョイスしていただけます。
普段は深煎りを飲むことが多いのですが、コーヒー豆の特徴や産地のお話を伺うと、深煎り以外にも興味が出てきます。迷った末に、6種全てを試飲させていただきました。
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注いだ試飲カップからフワッ…と漂うなんともいえないコーヒーの良い香りです。
透明カップのため、抽出された色の違いもよくわかります。
酸味のコーヒーは、飲むことが少なかったのですが、今回いただいた浅煎りタイプの「ケニア キイ」は印象が違いました。
店主がおっしゃっていた、スッキリしたクリーンな味わいといった印象がとてもよく感じられ、新しい発見でした。鼻に抜けるときに感じる香りも爽やかで、いつも飲みたいと感じるものです。
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カップの左から順に
■インドネシア マンデリン トバコ
(深煎り/フレンチロースト) 100g 940円(税込)
高い評価のマンデリン主要産地のスマトラ島トバ高原でも厳選された一級品にのみ「トバコ」の名を冠することが許されているそうです。
■タンザニアAA スノートップ
(中深煎り/フルシティロースト) 100g 800円(税込)
厳しい品質基準を満たしたタンザニア産のコーヒー豆の中から、さらに選り優れた豆のみにスノートップのブランド名がついているとのこと。
■グアテマラ フロレンシア
(中深煎り/シティロースト)100g 900円(税込)
グアテマラで最高品質のコーヒーにのみ与えられる栄誉ある賞を2年連続で受賞した事で有名な由緒ある農園のコーヒー。
■ブラジル ドーナス・ド・カフェ
(中煎り/ハイロースト) 100g 740円(税込)
女性生産者の活動を支援する品質評価トレーニングや農園管理に関する情報提供、農技師のフォローアップなどにより、質の高いロットにこのプロジェクト名を冠しているそうです。
■エチオピア イルガチェフェ
(中煎り/ハイロースト) 100g 1,040円(税込)
良質の水源に恵まれ、エチオピアコーヒーの高級品として名高いイルガチェフェ地域の上質なモカコーヒーで、世界的にも人気ということです。
■ケニア キイ
(浅煎り/ミディアムロースト) 100g 1,020円(税込)
比較的歴史の浅いコーヒー生産国ですが、ケニアの理想的な生産環境で生まれるコーヒーは、複雑でリッチなフレーバーによって世界中で評価されいるそうです。
画像出典:湘南人
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おうちコーヒー時間をより豊かに。スペシャルティコーヒーを味う。
試飲をさせていただき、新たな発見となった浅煎りの「ケニア キイ」に加え、中深煎りの「グアテマラ フロレンシア」を自宅でもいただくことに。
フレッシュな果実味にあふれた浅煎りの「ケニア キイ」は、飲みやすいのに厚みがあり、後味はすっきり。
普段は酸味が苦手の私でも、このコーヒーは、後を引く酸味がなくしっかりした味わいで、とても美味しくいただけました。
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中深煎りの「グアテマラ フロレンシア」は濃厚さと甘味を感じる印象でした。
チョコレートのような風味とコクがあり、ビターチョコレートと合いそうです。
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普段何気なくコーヒーを飲んでいたのですが、それぞれのコーヒーが持つ味わいのフレーバーに注目してみてると、よりコーヒー時間を豊かに楽しめそうです。
「焙煎士」であり、コーヒーの魅力を伝える「コンシェルジュ」のような存在
コーヒーの好みがわかっているようで、まだまだ知らないものがあることを実感しました。
『Plus Coffee Roaster』では、コーヒーについての知識やちょっとしたアドバイスを伝えたり、試飲などで新しい体験をしてもらえるように、常に心掛けているそうです。
例えるなら、コーヒーの「コンシェルジュ」のような印象かもしれません。
今後は、コーヒーの抽出方法も含め『Plus Coffee Roaster』メソッドなどをまとめ、コーヒーを楽しむセミナー的なものも検討しているということです。
コーヒー焙煎大会優勝に裏付けされた知識や経験を学ぶことができると、コーヒーの楽しみ方が増えますね。
画像出典:湘南人
コーヒー豆を挽く時、抽出中の香り。そして味わう時間。
そんな何にも代えがたい至福の一杯を見つけに、ぜひスペシャルティコーヒー専門店の『Plus Coffee Roaster』に行ってください。
素敵な一杯が見つかります。
※『Plus Coffee Roaster』は、日曜日のみの営業です。
画像出典:湘南人
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スペシャルティコーヒー専門店【 Plus Coffee Roaster 】
■住所:神奈川県横須賀市三春町1丁目1
■電話:090-6153-1555
■営業日:日曜日のみ
■営業時間:10:00~18:00
■アクセス:京浜急行「県立大学駅」下車。国道16号線を越え、徒歩8分。
■駐車場:なし。近くにコインパーキングあり。