【藤沢 イベントレポ】令和7年藤沢市消防出初式 - 藤沢消防による圧巻のパフォーマンス
2025年1月12日(日)に藤沢市消防防災訓練センターで開催された「藤沢市消防出初式」に行ってきました。
出初式は消防職団員等の士気高揚を図るとともに、消防への理解と信頼を深めることを目的とし毎年1月初旬に開催されます。
2部構成になっていて、1部の式典では市長式辞などが行われ、2部の公開演技では、消防音楽隊によるドリル演奏、藤沢鳶職連合会による木遣り・はしご乗り演技、消防署部隊による演技や消防団による一斉放水が披露されました。
目次
参加型のドリル演奏に、消防車両の分列行進
消防音楽隊によるドリル演奏は、行進が乱れる事なくみなさんの息がぴったりで見事でした。
子どものファンが多いこのイベントのために、選曲も工夫されており、途中音楽隊の演奏に合わせてみんなで踊って楽しめる時間もありました。
次に消防車両の分列行進です。
普段あまり見かけない消防車両もたくさんありましたが、ひとつひとつの車両の説明とともに会場を一周してくれます。
特に、大きなはしご車が前を通ると乗車している消防士の方に声援を送りながら子どもたちは大興奮でした。
圧巻のパフォーマンス
藤沢鳶職連合会による木遣り・はしご乗り演技では、ポーズが決まると自然と拍手が起こります。
はしご乗りは江戸時代、火災現場で高い梯子を立て、頂上から火事の状況や風向き、建物の状況を確かめたことが始まりだそう。
不安定なはしご乗りでは、はしごの上に登る人と下ではしごを支える人たちの呼吸、信頼関係、絆の強さが感じられる素晴らしい演技でした。
次に、消防署部隊による救助の様子や、消火活動の演技です。
短時間での救助、素速いロープ渡り、的確に的を得た放水も見応えたっぷりです。
火事が起こっている建物の構造を確認し、速やかに判断し、救助者を避難させる時間との戦いが求められる緊迫した様子が伺えました。
そして最後に、消防団部隊による演技、一斉放水です。
式が始まった時間には曇っていた空も晴れて、虹色の水が綺麗に空に向かって放たれました。
来場者からも大きな歓声があがり、出初式のラストを彩る素敵なシーンとなりました。
ライブ配信やドローン映像も!
当日会場に行けない方のために「藤沢消防公式チャンネル」で、出初式の模様をライブ配信も行われていました。
また、公開演技のドローン映像を個人のスマートフォンで閲覧できるようになっていて、実際に目の前で見ている映像とは違う角度からも楽しめるようになっていました。
ドローンの映像は会場に設置されているモニターでも見ることができました。
全ての演目が終わったあとは、実際に消防車両の近くに行き、中の様子を見学できたり一緒に写真を撮ったりできる時間が設けられており、子どもたちは憧れの消防車両や消防士を間近で見ることができて笑顔溢れる時間となっていました。
まとめ
披露されるさまざまな演技を通して、ただ楽しむというだけではなく、実際の火災現場での様子をイメージさせたり、火災予防に対する意識を高める工夫が感じられました。
こんな風に助けてくれるんだとわかるだけでも、安心感にもつながりますし、防災について考える良い「きっかけ」にもなりました。
また、お汁粉や豚汁のサービス、ベビールームやトイレも用意されており寒い季節ならではの心遣いも、とてもありがたかったです。
令和7年藤沢市消防出初式
開催日時
2025年1月12日 9:30〜11:10
開催場所
藤沢市消防防災訓練センター
住所:〒252-0815 神奈川県藤沢市石川3417-1
駐車場:なし ※直通シャトルバスの運行あり
参加費
無料
主催
藤沢消防局 消防総務課