【藤沢 イベントレポ】第12回 ふじさわ子ども豆まき-鬼が登場!みんなで鬼退治をして大盛り上がり!
2025年2月2日(日)、藤沢市の白旗神社境内にて『第12回ふじさわ子ども豆まき』が行われました。
相州藤沢白旗神社は小田急線「藤沢本町」駅から商店街を抜けて徒歩7分のところにあり、寒川神社で有名な寒川比古命と源義経が祀られています。義経公にちなんで、武芸、学問にご利益があるといわれ、5月には境内にたくさんのこいのぼりが掲げられる牛若まつりなど、子どもたちが集まる祭事も多く行われています。
『ふじさわ子ども豆まき』は地域の子どもたちに日本の伝統文化を継承し、古くから地域のコミュニティであった神社境内に場所を借り、伝統行事を通して人々の交流を深めようと、有志による実行委員会が主催している行事です。
豆まきイベントは各地の神社で行われていますが、白旗神社で行われる「子ども豆まき」は小学6年生までの児童が対象で、小さなお子さんも楽しめるので毎年多くの子どもたちが参加しています。
目次
あいにくの雨の中、多くの子どもたちが参加
『ふじさわ子ども豆まき』は毎年節分の日に午前と午後の2回豆まきが行われるのですが、この日はあいにくの雨。雨でも子供たちに楽しんでもらえるよう、中止ではなく、雨天仕様にて実施されることになりました。筆者の子どもも「鬼を倒す!」と楽しみにしていたので、大喜びです。
10時から順次受付をし、本殿前で豆まきをするとのこと。少し早めに到着しましたが、雨の中予想以上の長蛇の列です!筆者が並び始めたときはこの列の半分ぐらいでしたが、10時の開始直前になると隣の藤沢市民病院の方まで列が伸びていました。
鬼が登場!「鬼は外!」雨の中元気な声が響く境内
いよいよ境内の中へ。境内はお囃子が鳴り響き、にぎやかです。
子どもたちは桝に入った豆を受け取ります。子どもたちのためにと地域の企業や個人の協賛金によって、無料でいただくことができます。
桝にはその年の干支が描かれています。
階段を上がっていくと何やら白い幕がかかっていて、本殿前の様子がわかりません。わくわくしながら順番を待ちました。
本殿に到着すると子どもたちが前に集められます。いつもなら豆まきの前に節分の由来のお話が紙芝居で聞けるのですが、この日は雨天仕様なので簡単に豆まきの段取りを聞きます。小さい子どもはとっても不安そうな表情でした。
「福は内!」と豆まきを始めると、突然本殿の奥から「うおおー!!」と大声をあげながら次々と鬼が現れました!赤鬼や青鬼のほか、ピンクやオレンジの鬼もいます。子どもたちからは歓声が上がるのと同時に泣き出す子もいて大騒ぎ!画像出典:湘南人
「鬼は外!!」と元気に豆を投げつけます。小さい子も頑張って投げていました。雨の中、鬼たちも頑張ります。とうとう鬼たちが降参し、逃げていくと子どもたちはほっとした表情でした。
帰りにはふるまい駄菓子をいただき大満足。残った豆と一緒に大事に持ち帰りました。鬼たちと写真を撮る場所ももうけてあり、小さい子は大泣きしながらも鬼と記念撮影をしていました。
子どもと一緒に日本の伝統行事に参加できる
雨の中、例年と違うスタイルでしたが、十分に子どもたちは楽しめた様子でした。また午後は雨がやんで例年通りに境内で豆まきが行われたとのこと。中止とせずに、何とか子どもたちに楽しんでもらいたいとの思いが伝わり、感謝です。
湘南エリアには歴史ある神社や寺などが多く、伝統行事に触れる機会も比較的多いと感じますが、子どもにはなかなか興味がわかないもの。『ふじさわ子ども豆まき』は子どもが楽しんで伝統行事に触れられる工夫がしてあり、親子で楽しめるのがいいところだと思います。
寒い一日でしたが、しっかり邪気をはらい、立春を迎える準備ができました。来年は晴天になることを願って、また一年後の節分を楽しみに待ちたいと思います。
第12回ふじさわ子ども豆まき
開催日時
2025年2月2日 1回目11:00〜/2回目15:00~
※雨天のため午前10:00~、午後13:00~に変更。
開催場所
白旗神社境内
住所:〒251-0052 神奈川県藤沢市藤沢2丁目4−7
参加費
無料(小学6年生までの児童対象)
主催
ふじさわ子ども豆まき実行委員会
後援
藤沢市、公益社団法人藤沢市観光協会、藤沢市教育委員会