【 鎌倉 イベントレポ】美術家協会 洋画部会展 - 地域の美術文化の発展と普及に貢献。鎌倉芸術館ギャラリーにて3年ぶりの堂々開催!
3年ぶりの洋画部会展、大作がずらり
鎌倉美術家協会による、洋画部会展に行ってきました。
鎌倉美術家協会は、通称「鎌美」と呼ばれ、絵画や工芸の作品展を開催し、鎌倉をはじめ湘南地域を拠点に活動する美術家や工芸家の団体です。
大船の鎌倉芸術館のギャラリーで、11月18日から23日までの6日間、洋画部会展が開催されました。
鎌倉芸術館のギャラリーは中庭を囲うようにして3つあり、その中でもギャラリー1は、天井の高さが最大4.5mもある開放的なギャラリーです。
洋画部会展の最終日は雨が降っていたので、竹がしっとりと雨に濡れて、より青さを増していました。
受付で記帳をして入場します。
どんな大作に出会えるか楽しみです。
洋画部会展会場に入ると、広々とした開放的な空間に大きな絵画がたくさん展示されていました。
まるで美術館のような雰囲気です。
こちらの絵画は、キャンバスS50号(1167x1167cm)というサイズの大作です。
七里ガ浜在住の80代の会員さんで、自宅にアトリエを持ち制作活動を続けていらっしゃいます。
幾つになっても創作活動を楽しみ、素晴らしい作品を生み出していってほしいですね。
会場に展示されている絵画はどれも、キャンバスの大きさ30号(910x727cm)以上です。
F150号(2273x1818cm)の超大作もあり、絵画に吸い込まれるように見入る人も。
ギャラリーの中庭は白い砂利の道と竹林が美しく、洋画部会展と調和していましたよ。
今回の出展は、鎌倉美術家協会の洋画部会員と会友の皆様によるものです。
会員49名、会友14名、遺作3名の合計66名の作品が展示されていました。
1964年に「鎌倉美術家協会展」として産声を上げてより50年余り、創立会員としては 、日本画の 前田青邨、小倉遊亀、伊東深水、鏑木清方、洋画では有島生馬、海老原喜之助、野口弥太郎、棟方志功、中村琢二等 鎌倉湘南地域在住の先生方の名前が並びます 。
参照元:鎌倉美術家協会
歴代会員には、歴史に名を刻む先生方も多くいらっしゃいますね。
鎌倉美術家協会は現在、日本画、洋画、工芸(染織、 陶芸)の三部門となり、会員会友数はなんと200余名、文化都市鎌倉の文化の一端を担う美術団体として活動されています。
ギャラリー3、こちらが最後の展示室です。
3年ぶりの洋画部会展に向けて、画家さんたちがキャンバスに向き合いコツコツと描き上げた大作。
黒いリボンの付けられた3点の遺作にも、作者の息吹が感じられました。
力強さに胸を打たれたり、優しい色やタッチに自然と微笑んだりして鑑賞しました。
洋画部会展は、一点一点個性輝く絵画の、素晴らしい晴れ舞台です。
次回の鎌倉美術家協会の展示会は、2023年6月に「工芸展」を予定されているそうです。
2023年 第56回 鎌倉美術展 開催予定のご案内
会期;2023年6月23日(金)~6月29日(木)
どんな作品に出会えるか、次回も楽しみです!
イベント紹介
【鎌倉美術家協会 洋画部会展】
■開催場所:鎌倉芸術館ギャラリー 〒247-0056 鎌倉市大船6-1-2
■開催日時:2022年11月18日(金)~11月23日(木) 10:00~17:00 最終日は16:00迄
■主催:鎌倉美術家協会
■後援:鎌倉市
アクセス
大船駅から 徒歩7分