【鎌倉 イベントレポ】鎌倉芸術館　第九コンサート～第九を歌う歓喜の集い～ – 鎌倉芸術館恒例の第九合唱に参加してきました!!　熱い歓喜をお届けします!!

2024年12月22日午後3時。鎌倉芸術館では、恒例のベートーヴェン第九コンサートが行われていました。

年末年始には、第九を聴きたいという方もおられると思います。
ここ大船にある鎌倉芸術館のコンサート会場も、そんな観客達ですでに満席。
用意された、1,200席のチケットも完売したと聞いています。

客席も落ち着き、演奏が始まると、ベートーヴェンの壮大なシンフォニーが、徐々に会場全体を包み込んでいきます。
バイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ティンパニー、トランペット、他、オーケストラの一つ一つの音を、観客は丁寧に耳で追います。

オーケストラの後方には、階段状に舞台が設けられ、そこで市民合唱団が今か今かと出番を待っています。
半年に及ぶ練習の成果を、この会場で、たった一度の本番で思う存分発揮するのです。
そして私は今、その合唱団の一員として、ステージ上でスポットライトを浴びているのでした。

ということで、前振りが長くなりましたが、年末に行われました、鎌倉芸術館 第九コンサートに参加して来ましたので、その練習風景と本番の緊張感をたっぷりお伝えしていきたいと思います。

画像出典：鎌倉芸術館

画像出典：鎌倉芸術館

鎌倉芸術館　第九コンサート2024市民合唱団

市民合唱団は、ここ鎌倉芸術館の開館の年となる1993年から始まったそうです。

市民合唱団の募集は、毎年夏前にあります。今年は、バス、テノール、アルト、ソプラノ、約220人で合唱団が結成されました。年齢層も小学生から90代と幅広く、合唱に関しても、まったく初めての方からベテランまで、さまざまな方々で構成されました。

そしてこの合唱団を率いるのは、指揮を務める富澤裕先生と辻端幹彦先生。先生達の熱く楽しい半年におよぶ指導があり、こうしてステージに立つことが出来るのです。

練習はおよそ週一回で、夜の19時から21時まで2時間たっぷり行われます。
私は、今回2回目になりますが、合唱経験はまったく無いので、声の出し方から基礎をみっちり学ぶ感じでのスタートです。

画像出典：湘南人

ベートーヴェン第九について

第九を楽しんで頂くために、私の解釈ですが説明を入れたいと思います。

ベートーヴェン交響曲第九番　ニ短調　作品125
4つの楽章からなる交響曲。

第一楽章は、力強いリズムとそれに対比するような美しいメロディが流れます。
第二楽章は、活気に満ちたメロディ。
第三楽章は、穏やかで叙情的なメロディです。
第四楽章は、合唱。ソプラノ、メゾソプラノ、テノール、バリトンの独唱と合唱が入り、「歓喜よ！」を熱く歌います。

みなさんは、歌詞を読まれたことありますか？
内容が難しいと思われた方もおられるのではないでしょうか。
私は、奥村伸樹さん(指揮者)の 旧約聖書「創世記」に重ね合わせた解釈が好きです。参考までにご紹介します。

神に楽園と分断された現世に住む人々（男たち）が、娘たちのいる「エデンの園（楽園）」を探しに出かけ、エデンの園の門を守るケルブ（天使）と会い、そしてケルブの魔法でエデンの園の門を開き、分断された世界をひとつにして人々が一緒になりたいと願う、人間賛歌の物語である。

『奥村伸樹 note』より引用

禁断の果実を食べてしまい、エデンの園から追放された人々が、再び世界を一つにしようと立ち上がる。

「共に平和と安らぎと愛を求めよう！」
なんて考えると、第一楽章は天地創造とか生命の誕生。第二楽章は成長で、喜びや悲しみを学ぶ。第三楽章は、晩年の静寂を感じます。

そして第四楽章では、さらに魂とか精神の安らぎを求めていく。
なんて勝手な想像が膨らみます。
ベートーヴェンが何を思って第九を作ったのか、そんなことを考えるのも楽しいですよね。

合唱歌詞

何度も繰り返し出てくる歌詞もご紹介しておきます。
意味を知っていると感情移入もしやすいですからね。

Freude, schoner Gotterfunken, Tochter aus Elysium.
歓喜よ、美しい神々の火花よ。天上の楽園の女神よ！
Wir betreten feuertrunken. Himmlische, dein Heiligtum!
われら情熱に溢れ、崇高な、あなたの聖所に足を踏み入れる。

Deine Zauber binden wieder, Was die Mode streng geteilt;
あなたの奇しき力は、時の流れが厳しく切り離したものを、再び結び合わせる。
Alle Menschen werden Bruder, Wo dein sanfter Flugel weilt.
あなたの柔らかい翼の留まるところ、全ての人々は兄弟となる。

Seid umschlungen, Millionen! Diesen Kus der ganzen Welt!
抱き合え、幾百万の人々よ！この接吻を全世界に！
Bruder, uber'm Sternenzelt Mus ein lieber Vater wohnen.
兄弟よ！星空の上に愛する父なる神が住んでいるに違いない。

カワイ出版　ベートーヴェン作曲/交響曲第9番　第4楽章“合唱　より引用

「Freude」「Deine Zauber」「Seid umschlungen」「Bruder」の単語は、覚えておいて損なし。
また、最後に熱唱する歌詞は、「Freude, schoner Gotterfunken！」です。心の中で一緒に熱唱して下さい！

本番当日(舞台裏)

演奏が始まる頃、まだ私たちはステージ裏で待機しています。
第九の演奏時間は1時間ちょっとありますが、合唱の出番は、第四楽章のラストの15分だけ。

第三楽章が始まる前に、ステージへと移動します。
ステージから見える客席は暗く、さらにはスポットライトを浴びているのではっきりと見えません。

演奏は、第三楽章が静かに終わり、第四楽章に入ります。
この出番を待つ時間ってドキドキしますよね。
こうして、観客を前にじわりじわりと緊張感が増していくのでした。

画像出典：湘南人

画像出典：湘南人

いざ本番

ソロのバリトンが立ち上がり、歌い始めます。
すでに心臓のドキドキはMAXです！

バリトンが、「おお友よ、この調べではない！」と歌う。
もっと喜びに満ちた調べに、共に声を合わせようと熱く歌い上げる。
来たっ！出番だ。

バリトンが「Freude(歓喜よ)」と思いの丈を声にすると、それにバス、テノールの男性陣がつられる様に熱く「Freude！」と反応する。
（みんなどこかでこの言葉を待っていたのです。「今、Freudeって言った⁉」と、思わず反応してしまう感じで歌います）

いよいよ始まってしまいました。

画像出典：鎌倉芸術館

練習シーン(回想)

ドイツ語の発音って難しいですね。
ローマ字読みしてしまうと発音が違ってくる。特に「R」。
ルを震わせるみたいな発音。Rllllllllのような感じです。
練習では、ドイツ語の発音から各フレーズの歌い方まで、丁寧に教えて頂きました。

画像出典：湘南人

練習は、毎回発声練習から入ります。前半みっちり30分の基礎練習。

呼吸の仕方、横隔膜の位置、喉の開き方、声の出し方、響かせ方、etc。
練習を重ねる毎に、声が出るようになっていくのがわかり、歌える喜びも感じます。

そして何より、先生達の教え方が上手いし、楽しい。
いつも笑いが絶えない、楽しい時間なのです。
何度もリピートされている方達って、先生達に魅せられて、再びここに戻って来るのかなと思って見ていました。

画像出典：湘南人

10月に入ると、舞台に上がって本格的な音合わせが始まります。
今思うと、最初は声を出すのが精一杯でした。

しかし、さすがに半年も練習を重ねると自信が付いてくるもんですね。
メロディーと歌詞が一致するようになると、同じパート全体の声も聞こえるようになります。

そして、徐々に他のパートの声を聴く余裕も出て来ます。

画像出典：湘南人

画像出典：湘南人

「出したい音をイメージする。声を作るのは頭です。」
「横隔膜を下げて、そこから横隔膜ではじくように声を出す」
「口先で音を作らない」
「音を広げる様に出す」
「歯のつけ根に音をぶつける。音を鋭く集める。」
「口を固めない。お腹の中からポンと出す！」
「一つ一つの音を味わう」
「バス、テノール、アルト、ソプラノ。4つの音が合わさり、和音となるのです。美しい和音を響かせて下さい。」
「母音の響きを大切に」
「とにかく楽しく歌う！」
etc....
先生達の言葉です。

今更ながら、音楽って深いなぁと関心しました。
こんな真剣に、音楽を学んだことが無かったので、一つ一つの言葉が新鮮です。
何より楽しくて仕方ない。
こうして音楽の楽しさ、合唱の魅力に、ますます惹かれていくのでした。

画像出典：湘南人

再び本番。そしてクライマックスへ

「Freude!」の後、しばらくソロが入ります。
そして次の歌い出しは、「Deine Zauber binden wieder」のフレーズ。
みなさんも知ってるメロディです。
いっきに駆け上がる感じで歌い上げます。
ここまで来ると緊張も薄れ、ワクワク感で高揚していきます。

この後、ストーリー的には、楽園の女神のところに行こうと呼びかけ(リズミカルなメロディです)、走れ兄弟！と仲間を集めて楽園に向かいます(ドイツの風景。みんなで肩を組みながらビールを飲んでいる様なリズミカルなメロディです)。

そして次に来るのは、第九と言えばみなさんが口ずさむ有名なメロディ。
「Freude, schoner Gotterfunken」のフレーズで高らかに歌い上げます。
「歓喜よ、美しい神々の火花よ。天上の楽園の女神よ！」と高らかに歌い、「抱き合え、幾百万の人々よ！この接吻を全世界に！」と、熱く熱く歌います。

画像出典：湘南人

演奏は後半に入り、マーチからフーガへと移っていきます。
ここは聴かせどころです。

アルトが、「Seid umschlungen」のフレーズで歌い出し、ソプラノが「Freude, schoner Gotterfunken」のフレーズで続きます。

その後、テノールも「Seid umschlungen」のフレーズ、遅れてバスが「Freude, schoner Gotterfunken」のフレーズを輪唱で重ねていくのです。
ここは私も大好きな部分で、歌いながら鳥肌が立ちます。
神秘的というか、崇高な合唱に包み込まれていくのです。

画像出典：湘南人

観客席と合唱団の間にオーケストラが入ります。
初めてオーケストラとの音合わせをした時には、目の前にオーケストラの分厚い音の壁を感じました。
この壁を越えていかないと、観客席に声は届かない。

でも本番の集中力は凄いですね。
この合唱団、こんなに声が響くのか！というくらい素敵な合唱でした。

私はバスの最前列だったので、後ろからも左右からも、ものすごい熱量の声に包まれました。

その熱く深い歌声に、思わず涙が出てしまい、感動で涙が溢れてきます。
泣きながら歌いました。
大感動です！

画像出典：鎌倉芸術館(写真:ヒダキトモコ)

そしていよいよクライマックスに向け、合唱は、どんどん熱く激しくなっていきます。
「Diesen Kus der ganzen Welt! (この接吻を全世界に！)」
熱さ満開のフレーズが何度も続きます。
熱く「Bruder (兄弟よ！)」と呼びかけます。
感情を抑えられないくらいの熱量でピークに向かいます。
最後のフレーズは、「Freude, schoner Gotterfunken！ (歓喜よ、美しい神々の火花よ！)」
壮大な宇宙に向かって、熱く強くこのフレーズを歌いきってフィニッシュです。
オーケストラも最終コーナーを回り、ゴールに向け全力で走り抜けます。
ジャンジャンジャンジャンジャンジャンジャーーーン。

演奏が鳴り止むと同時に、観客席からの盛大な拍手に包み込まれます。
目頭がジーンと熱くなります。

終わりました。やりきりました。
感無量です。
熱く愛を叫びきりました。
感動しました。
やって良かった(涙)

合唱団に参加された方に感想をお聴きしました。

画像出典：湘南人

バス　青木さん
「歌っている途中で、嬉しくて涙が出そうになりましたが、堪えて歌い切りました。
とにかく達成感がすごいです。

今回2回目ですが、 1回目は、自分のパートを覚えるので精一杯でした。今回は、他のパートの歌声、オーケストラの響き、指揮者に引き出される喜びが少しずつですが分かり始め、楽しさも倍増しました。

それから、本番まで半年間お世話下さった鎌倉芸術館のスタッフの皆さんにも心から感謝です。お隣で歌った方は92歳だそうで、娘さんと一緒に立派に合唱されてました。私も長く歌い続けられるように頑張りたいです」

画像出典：湘南人

ソプラノ　塚野さん
「今年初参加の第九合唱でした。全て思い通りに歌えたわけではないですが、やりきったなあという達成感と充実感でいっぱいでした。

個人的に、今年は本当にいろいろなことがあってしんどいことも大変なことも多かったのですが、それら全てひっくるめて今年の最後を歓喜の歌で締めくくれて良かったです！

小学生の頃、合唱団に入っていましたが、それから合唱から遠ざかること実に20年以上。合唱の時ってどうやって声出してたっけ？というところから始まりました。

7月に初心者練習が始まりましたが、まわりの方々はもうしっかり歌えていて焦ったのを覚えています。でも回を重ねるごとに、高い音も出せるようになって、大きな声を出して歌うことがストレス発散にもなり、とても楽しかったです。

合唱団のみな様や指導して頂いた先生方、鎌倉芸術館の方々、そして応援してくれた家族に、みんなに感謝しています。」

画像出典：湘南人

ソプラノとバスの三束さんご夫妻
「完全燃焼しました！
ホール全体、指揮者、ソリスト、オケ、コーラス、聴衆の一体感をひしひし感じ、特にフィナーレの盛上りでは、熱い涙が込み上げてしまいました。200年の時空を超えて、友愛、平和、自由の大切さを実感しました！

先生お二人、共に素晴らしいご指導ありがとうございました。
富澤先生の深いベートーヴェン解釈や背景解説、辻端先生の明るく鼓舞しつつポイント押さえる指導、毎回楽しく練習出来ました。

妻は二回目ですが、新たな発見が多かったと申しております。私は初めてですが、ステージ練習が進むうちに仲間感が芽生えて、とても楽しく本番に向けて集中出来たのが嬉しかったです。ぜひ来年も鎌芸第九を歌いたいです！

そして本番のあの一体感は、「本番マジック」とでも言うべき魔法ですね！それだけ強烈なステージでした！」

演奏を聴かれたお客さんの感想

画像出典：湘南人

鎌倉のじゅんこさん
「最前列の席だったので、合唱の方たちの姿はまったく見えない状況でしたが、歌い出したときのエネルギーに圧倒され、感動しました。 終了後の皆さんの晴れやかな顔がとても素敵で、もっともっと聴きたいと思うほど、本当に素晴らしかったです。 ありがとうございました。」

墨田区のうららさん
「クリスマス時期に第九。とても贅沢な時間でした。ゆっくり鑑賞に浸れてとても素敵な休日を過ごせました。 皆さん本番まで沢山練習されてきたと思いますが、その力を全てこの日に発揮されていて、演奏も合唱もパワーと熱量を感じ、聴いていて迫力があり、聴きごたえがありました。 楽しんで歌ってらっしゃる方もいて素敵でした。
一般市民から募集という事で驚きました。やればできる！続ける事の大切さを感じ、勇気をもらえました」

東戸塚のみむまりさん
「テレビでは、悲しい出来事ばかりで閉塞感があったりするけれども、そういう日々の隣で、演奏者がそれぞれやってやろう！楽しむんだ！みたいな元気を貰いました。

ひとつひとつの歌声と演奏が合わさるだけでも奇跡だと思うし、個が輪になった音の厚みに、聴く側の気持ちが乗っていって、心が開いてワクワクしました。新しい年に向かう勇気を貰いました！」

画像出典：湘南人

新宿のかずさん
「自身初のクラシックコンサートでした。オーケストラの世界観、指揮者の存在って偉大ですね。リーダー、コンダクター、導く者。会社の役職で言ったら何でしょう？参考にさせて頂こうと思いました。

ベートーヴェンには、どういう世界見えてたのか?　楽器が合わさることで奏でられる音。どうしてこの音があるのか?　...なんて思ってたら、合唱が入るとまた違って、魂に反応して感動しました！

ソロ、合唱、声の波動に揺さぶられました。」

水戸のオリッペコさん
「コンサートマスターのバイオリンの音色は、素人ながら圧倒的に美しく際立ってました。

指揮者の佇まいは、経験値からの余裕があって、これから楽しむぞ〜という表情が印象的。指揮者を穴が開くほど見つめるアルトパートの女性が、表情豊かに歌い、歌いあげた最後の笑顔が、まさに歓喜に満ち溢れていて素敵に感じました。

指揮者のイニシアチブで、第九を愛する人たちが一つにまとまって、盛り上がり、すっと沈黙し、声を潜めて歌う瞬間瞬間に圧倒されました。」

画像出典：湘南人

都内から来られたこんどぅさんご夫妻

「鎌倉芸術館の環境が素晴らしいです。 人生で初めて聞くオーケストラでした。しかも最前列だったので、演奏者や指揮者の方々の息づかいまで感じられ、とにかく音の迫力に圧倒されました。ソロの方々の歌声は鳥肌が立ちました。

合唱団がいつ出て来るのかドキドキ感もありましたが、市民合唱団の合唱もとても素晴らしく、大晦日のジルベスターコンサートを思い出しました。やはり第九は年の瀬を感じられて良いですね。」

画像出典：湘南人

鎌倉のかなさん

「大勢が集まることで一人だけの歌声では得られない世界が生まれるのを間近で感じ、胸が熱くなりました。

顔も知らない人達が集まって、第九によって繋がって、その年のその瞬間にしか咲かない花を咲かせ、またそれぞれのところに帰って行く。それ事態が紛れもなく奇跡の一瞬だと思います。」

のりこさん
「歌声の力強さに圧倒されました。心が揺さぶられて涙が出そうでした。」

画像出典：湘南人

横浜から来られたMKさん、なおさん

「第九、素晴らしかったです。 特に、バリトンの迫力ある低音からソプラノに向かっての和音に心地よさを感じました。
みんなでひとつになって奏でる音楽の力強さを感じました 」

最後になりますが

本当にやり遂げた感がすごいです。脱力感というよりロス感。
第九ロス。
富澤先生、辻端先生、他にも練習に付き合って頂いたピアノの先生達、ここ鎌倉芸術館の関係者のみなさん、本当にありがとうございました。

富澤先生コメント

「私自身が、練習に半分しか出られなかったのが残念ですが、その分、辻端先生がしっかり指導されていて、それは歌を聴けばわかります。良い指導を沢山して頂いて感謝しています。

合唱団のみなさんは、練習にもしっかりついて来てくれて、テンポの難しいところもしっかり歌えていて嬉しかったです。

みなさんと一緒に練習した時間は、私にとっても幸せな時間でした。
第九の歌詞が、きれい事に聞こえてしまう時代になってしまいましたが、平和を心の底から願いたいという思いで、これからも第九を歌い続けていきたいと思います。」

辻端先生コメント

「みなさん素直。それでもって一所懸命で、明るくて良かった。湘南の日差しを浴びたミカンみたいに、ピュアにやってくれました。ありがとうございます。

歌う事だけではなく、身体を大切にして欲しいです。日々、身体を活性化させていく。たまに歌うことで、自分のバロメーターとして、コンディション管理に役立てて貰うと良いです。とにかく健康でいて下さい。」

第九打ち上げの写真を頂きました。みなさんのやりきった顔が素敵ですよね。

画像出典：湘南人

人が繋がる。
市民合唱団で初めて会った人達と沢山繋がりました。

贈り物もこんなに沢山頂きました。
久しぶりに第九を歌うと話したら来てくれた友達。しばらく会えていない友達に連絡する切っ掛けにもなりました。

みんな喜んでくれました。
「感動したって」って言ってくれました。
そんな友達の喜んだ顔を見られたのが、何より幸せでした。

人を繋げるベートーヴェンの第九。
平和な世界。
ベートーヴェンの壮大な愛。
この壮大なシンフォニー。ベートーヴェンは、一度も自分の耳で聞いていないという事も驚きですよね。
でも、ベートーヴェンの望みってこんな小さな幸せかも知れませんね。

来年は、みなさんもご一緒に熱く第九を歌ってみませんか。

画像出典：湘南人

鎌倉芸術館　第九コンサート～第九を歌う歓喜の集い～

開催日

2024年12月22日　15:00開演

開催場所

鎌倉芸術館
住所：〒247-0056 鎌倉市大船6-1-2

チケット

全席指定2,500円

主催

鎌倉市芸術館指定管理者
鎌倉市芸術文化振興財団・国際ビルサービス共同事業体

関連リンク

・鎌倉芸術館
・鎌倉交響楽団
・Tomoko Hidaki photography