【鎌倉 グルメレポ】北かまくら いろは寿司 - 北鎌倉で56年。まかないから生まれた、ひと手間かける「きまぐれちらし」 銀シャリに混ざっている〇〇とは?

日本の味を守り続ける、昔ながらのお寿司やさんで銀シャリにびっくり!
JR北鎌倉駅から大船方面に3分ほど歩くと、お寿司屋さんがあります。
創業56年のいろは寿司さんをご紹介します。
暖簾をくぐると、酢飯のいい匂いが食欲をそそります。
店内にはカウンター席と、小上がりの座敷がありました。
お得なランチの時間は、11時から15時。
きまぐれちらし、鉄火丼、日替わりにぎり、そしてローストビーフ丼などがあります。
メニューが英語でも書いてあり、外国人の観光客も安心ですね。
ランチには、おばんざいが3種類、お新香とすまし汁がセットでついてきます。
今回はきまぐれちらしを注文しました。
はじめに提供されたのは、茄子とにしんの煮物、小松菜のおひたし、筍のあえ物。
丁寧に盛り付けられた京都のおばんざいは、目にも美しいですね。
煮物もおひたしも、お出汁の旨みがジュワッと口に広がりました。
筍は新鮮で歯応えもよく、ひとつひとつの素材が生かされたおばんざいです。
きまぐれちらしは、白身、赤み、青背、貝、厚焼き玉子など盛りだくさんです。
すまし汁には、青ネギ、わかめ、お麩、そして木の芽が入っていてとても良い香りでした。
全部揃うと、品数豊富なコース料理のようなランチです。
これで1,500円とは、お得!
さて、注文する時に「納豆は大丈夫ですか?」と聞かれました。
ランチメニューの英語の部分にも、こう書いてあります。
「Let us know if you don’t need natto.」
でも、きまぐれちらしには納豆が盛られていません。
食べ始めてからやっと「納豆は大丈夫ですか?」という意味がわかりました。
お刺身の下には、なんと納豆を混ぜた銀シャリ!
ツヤツヤしたお米にほどよく納豆が混ざって、絶妙な美味しさ。
なぜ納豆を混ぜているのか、女将さんに伺ってみました。
まかないで出していた納豆を混ぜた酢飯が美味しかったので、お店で出してみようと始めたそうです。
納豆を混ぜるひと手間をかけてでも、美味しくて体に良いものをお客さんにも食べて欲しい、そんな気持ちのこもったちらし寿司です。
納豆を食べられない方やお好みもあるので、注文の時に確認しているそうですよ。
さて、店内のあちこちにお寿司の手芸品が吊るされています。
よく見ると細部まで作り込まれていて、見飽きません。
しらすのこぼれ軍艦や、鉄火巻き。
カウンターにぶら下がっているこぼれいくらの軍艦と、いろは寿司のご主人。
こちらは、30個以上のお寿司や魚・野菜が連なる、「吊るし雛」ならぬ「吊るし寿司」です。
全て女将さんの手作りというから驚きました。
茅ヶ崎の海岸で拾った流木を杖にして帰ってきて、穴を開けて吊り下げたそうです。
カウンターの横に並ぶ、蕗のとうの子達も女将さんの手作りです。
なんとも可愛らしい表情に癒されます。
カウンターではご近所の常連さんが、ご主人と女将さんとお話ししながら楽しそうに過ごされていました。
お味もお値段も大満足のランチメニューですので、北鎌倉に行ったら是非いろは寿司さんへ行ってみて下さいね。
店舗紹介
【北かまくら いろは寿司】
■住所:〒247-0062 神奈川県鎌倉市山ノ内757
■電話番号:0467-22-8529
■営業時間:11:00~15:00 17:00~20:00
■定休日:木曜
■駐車場:1台 近隣に有料コインパーキングあり
アクセス
JR 北鎌倉駅から 徒歩3分