【三浦 観光スポットレポ】城ヶ島 - 神奈川県最大の自然島
京急「三崎口」からバスに揺られること30分。
城ヶ島大橋を渡ると、もうそこは「城ヶ島」です。
神奈川県内で“島”と言えば「江ノ島」が思い起こされますが、三浦半島の先端に位置するここ「城ヶ島」のまた違った“島”の魅力をご紹介したいと思います。
ダイナミックな景色の数々に圧倒される
時間さえあれば、島を歩いて一周することもできるくらいの距離ですが、私たちは子ども連れということもあって、今回は「城ヶ島ハイキングコース」で、京浜急行バス「白秋碑前」バス停から「城ヶ島」バス停まで目指すコースを歩くことにしました。
ゆっくり景色を堪能しながら歩いても1時間半もあれば周れるコースだと思います(途中で磯遊びなど楽しむようでしたらプラスα)。
最初に眺望が開けるのは、「ウミウ展望台」です。“ウミウ”とは毎年11月から4月にかけて、この城ヶ島の断崖へおよそ2千羽が越冬のためやってくる海鳥だそうです。
私が訪れたときには、飛来の季節も終わりかけだったのでしょう、群れをなす様子は見られませんでしたが、露わになった断崖の圧倒的なスケールに驚きました。ここまで自分が断崖の上に立っているとは思わず、急に現れる絶壁に見惚れてしまいます。
道なりにハイキングコースを進むと、次なる自然が生んだ造形美が現れます。
「馬の背洞門」です。
少し足場が悪いので、高齢の方などは注意が必要です。
長い時間をかけて海からの浸食でできた海蝕洞窟は高さ8メートル、横6メートルもあります。
どうしたらこんな形になるのか不思議でなりません。
まさにフォトスポットということで多くの方が記念撮影をしていました。城ヶ島に来たらここは見ておきたいポイントのひとつだと思います。
私たちが訪問した時には、ちょうど地元の方が色々と教えて下さり、地元の方にも愛される場所であると同時に、こうして観光客の私たちを受け入れて下さっているのもありがたく感じました。
そこから海沿いの海岸線を歩いて「城ヶ島灯台」を目指します。
道中の岩場や岩礁などが見える風景も遮るものがなく、また非日常で気持ちよく歩くことができます。
特に灯台の前に広がる「長津呂(ながとろ)崎」は岩場が一帯に広がり、サンドイッチのような珍しい地層を観察できます。磯遊びを楽しむ家族連れでも賑わっていました。
いよいよハイキングコースのハイライトといってもいい「城ヶ島灯台」が見えてきます。
白タイルが爽やかで、関東大震災後に再建された島のシンボルだそうです。それほど歴史も長い灯台ですが見た感じは古い印象もなくそびえていました。
おわりに
帰りは「城ヶ島」バス停周辺の商店街で海の幸を頂いたり、お土産選びを楽しみました。
その後はバスに乗ってしまえば、また30分ほどで駅に着きます。
気軽に雄大な大自然の景色を歩きながら楽しめて、アクセスのよい「城ヶ島」。皆さんもぜひ初夏の季節と共に楽しんでみてはいかがでしょうか。
地図
【城ヶ島】
■住所:238-0237 神奈川県三浦市三崎町城ヶ島
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