【逗子市】逗子市商工会青年部「あきんど塾」が売上金5万円を地域福祉団体に寄付

逗子市商工会青年部が沼間中学校の生徒を対象に実施している「あきんど塾」で、イベント出店の売上金を地域の福祉活動団体へ寄付した。寄付先は「ずし子ども0円食堂」と「3.11つなぐっぺし」の2団体で、約5万円が贈られた。
「あきんど塾」は2017年から始まった逗子の将来の商人育成を目的とした事業だ。一日だけの職業体験ではなく、商品作りから営業、販売、販促、人材教育、資金運用まで、会社経営の主な業務を数回に分けて体験できる実践的なプログラムとなっている。
今年度の活動内容
- 5月:青年部員による沼間中学1~2年生向けプレゼンテーション実施
- 6月~:月1~2回のミーティング開催
- 10月20日:市民まつりに出店(ポテトフライ、サツマイモスティック販売)
- 12月13日:売上金の寄付
寄付先と使途
【ずし子ども0円食堂】
- 寄付金額:2万5,617円
- 使途:食材費
- 活動内容:市内3カ所で月1回開催、個食で寂しい思いをしている子どもや地域とつながりたい親子向けの食堂運営
【3.11つなぐっぺし】
- 寄付金額:2万5,500円
- 使途:能登半島地震支援活動の交通費
- 活動内容:東日本大震災の風化防止・災害被災地支援を行う中高生中心の団体
関連リンク
逗子市商工会青年部、「あきんど塾」の売り上げ寄付 地元福祉活動団体へ
筆者のコメント
年末年始を控えたこの時期、地域の子どもたちが商売を学びながら、その売上を福祉活動に還元するという素晴らしい取り組みだ。
特に今年は能登半島地震の被災地支援にも寄付金が活用されるとのことで、地域貢献から災害支援まで、広い視野を持った活動に発展している。
湘南エリアでも災害への備えや地域のつながりの大切さが叫ばれる中、次世代を担う中学生たちが経営と社会貢献を同時に学べる「あきんど塾」の取り組みは、今後も注目していきたい。