【逗子市】小坪漁港で伝統行事「みかん投げ」開催 漁船から福みかんと駄菓子が舞う
逗子市小坪漁港の正月恒例の伝統行事「みかん投げ」が1月2日、小坪漁業協同組合の主催で開催された。漁業者の守護神・八大龍王社の祭事の一環として行われ、豊漁と海上安全を願う恒例行事として地域に親しまれている。
今年も多くの市民が集まり、漁船から投げられる福みかんや駄菓子を求めて会場は賑わいを見せた。
イベントの流れ
- 午前10時から小坪漁業協同組合建物前のトラックから開始
- 大竹清司組合長による東西南北へのみかん投げ
- 大漁旗をなびかせた4隻の遊漁船からのみかん投げ
- 浜に係留した約10隻の漁船からの投げ込み
配布されたアイテム
- おひねりのタオルに包まれた福みかん
- 福銭
- 駄菓子
漁業組合長からのメッセージ
大竹清司組合長は「昨年はシラスやタコの不漁、種付けしたワカメも食べられてしまうなど厳しい状況だが、自然相手の仕事なので回復するまで踏ん張っていく」と力強く語った。
関連リンク
逗子葉山経済新聞 - 逗子・小坪漁港の正月行事「みかん投げ」の記事
筆者のコメント
小坪漁港の「みかん投げ」は、新年の幕開けを彩る心温まる地域の伝統行事として定着している。
私も家族と参加したことがあるが、浜辺に集まった人々の笑顔と歓声が印象的で、まさに地域コミュニティの絆を実感できる素晴らしい行事だ。
昨今、地域の伝統行事が減少傾向にある中、このような漁港ならではの催しが継続されていることは、湘南の魅力の一つとして大切にしていきたい。
寒い季節だが、家族で参加して新年の縁起物を手に入れるのも楽しい思い出になるはずだ。