【鎌倉 イベントレポ】日比谷花壇大船フラワーセンター -ハスの早朝開園始まる
鎌倉市のJR大船駅から徒歩16分、最寄りのバス停を降りて約3分の所にある、日比谷花壇大船フラワーセンター。
2024年7月6日(土)から週末限定で「ハスの早朝開園」が開催中です。毎年恒例のこちら、今年度は約15品種が仲間入りをし、全体で約255品種を一堂に見ることができる大人気なイベント。開園時間は朝7時。せっかくなのでイベント初日の朝一番に行ってきました。そのイベントレポをお届けします。
どうして早朝なの?
まず朝7時は早いと思った方もいるのでは?
実はハスは朝に咲いて、昼には閉じてしまう植物だからです。とくに見頃は7時から9時頃までの約2時間。つまりそれ以降はゆっくり閉じ始め、蕾に戻る。だからこそハスを愛でる時間は早朝が最適。そのためハスをご覧になりたい方は、来園する時間にご注意を。
ゲートの先は花の楽園
家から徒歩15分で到着。時刻は7時ちょうど。「待っていました」と言わんばかりの人たちが、すでに列をつくっていました。若いご夫婦からご年配の方々まで、幅広い年代層の人たちが「この時期が来たね」「どれくらい咲いてるかな」と話に花を咲かせています。また大きいカメラを携え、準備万端な人も。それだけ待ち遠しにしていたのが分かります。
(上記写真は、イベントを見終えた後のものです)
入園料は大人400円とお財布に優しいのがポイントの1つ。年間パスもあり2,000円で販売されています。こちらの施設は、1年中さまざまな花を楽しむことができるため、年間パスはおすすめアイテムです。
ゲートをくぐると、広大な敷地が広がり、早速多種多様な花がお出迎え。そして左斜め方向にハスの一角があるのですが、その手前にある睡蓮の池で、まずは睡蓮を観察。ハスと一見似ていますが、全く異なる分類。世界的有名な画家モネの油絵でも有名です。
さらに奥へ進んでいくと、鉢にから空に向かって伸びるハスの花たちが見えてきます。
1番美しいと言われる早朝のハス
ハスのエリアでは、すでに入園をしていた来園者たちが、楽しそうにスマホやカメラのフィルター越しに撮影をしていました。あちこちから聞こえる笑い声や話し声に、パシャパシャと鳴る撮影音。「綺麗だね」と言いながら微笑むご年配夫婦を見て、私もほっこりします。
見たことがある品種もあれば、初めて見るものも。これだけ多くの品種が一堂に見えるのは貴重かもしれません。品種のタグが鉢の縁あたりにあり、それを見ながら鑑賞を楽しむことができます。明日には開きそうな蕾や、見頃を迎えたもの、花びらが落ち始めそうなもの、散って花托(かたく)だけになったもの。さまざまな表情を持ったハスは、見る者を虜にしていきます。
花托:ハスの花の中心部には、蜂のに似た形状の「花托(かたく)」というものがあり、それが蓮の花を特徴的なものにしている。また、花托が蜂の巣に似ていることから、「はち巣」となり「はす」と呼ばれるようになったという説もある。『ハスの花托(かたく)さん』より引用
また花だけでなく、水面から真っ直ぐ空に向かって伸びた茎と水を弾く特徴を持った大きな葉っぱは、花の魅力を際立てる役者たち。水面ギリギリから上を見上げると、青々とした傘が広がっているように見えます。
進んでいくと、ハスシャワーが展示されています。
ハスの茎が、ホースのように一部穴が通っているのをご存知ですか?イメージとしては食卓に出てくるレンコンが、そのまま細長く伸びたような感じです。この穴は葉脈まで続いており、茎の下から水を通すと、この葉脈を抜けて葉っぱの先からシャワーのように水が出てくる仕組みです。ぜひ現地で見て、シャワーを浴びて涼んでみてください。
2024年8月4日(日)まで期間限定で開催されている「ハス早朝開園」。恒例のハスガイドも合わせて実施中です。ぜひお出かけ先として、行ってみてはいかがでしょうか?
(早朝でも気温は高く、日差しが強いです。暑さ対策はしっかり行なってくださいね)
施設情報とイベント詳細
住所:〒247-0072 神奈川県鎌倉市岡本1018
アクセス:JR大船駅から徒歩16分/JR大船駅西口バスターミナル1番乗り場「渡内経由藤沢駅行」又は「公会堂前経由城廻中村行」乗車、「岡本」下車徒歩3分
TEL:0467-46-2188
開園時間:3月〜10月 午前9時〜午後5時/11月〜2月 午前9時〜午後4時
休園日:第2・第4月曜日 ※祝日の場合は開園し、翌日休園日
入園料:20歳以上(学生以外)400円/学生(20歳未満)200円/高校生・65歳以上150円/中学生以下無料 ※団体割引あり
ハスの早朝開園:2024年7月6日・7日・9日〜15日・20日・21日・27日・28日/8月3日・4日 ※朝7時開園