【平塚市】リトアニア語対訳詩集『オキナヨモギに咲く』が平塚市の中学校・図書館に寄贈

リトアニア語翻訳者の木村文氏が、自身が翻訳したリトアニア語対訳詩集『オキナヨモギに咲く』を平塚市の中学校と図書館に寄贈することが決定した。合計21冊が寄贈され、2024年12月17日から各図書館での利用が可能となっている。
木村氏はリトアニアへの留学経験を持ち、現在は帯広畜産大学でリトアニアの博物館について研究を行っている研究者だ。平塚市がリトアニアのカウナス市と姉妹都市交流を行っていることに共感し、市民にリトアニアをより身近に感じてもらいたいという思いから今回の寄贈が実現した。
寄贈の詳細
- 寄贈先:市内全中学校(金目中学校五領ヶ台分校を含む16校)各1冊
- 図書館への寄贈:中央図書館2冊、その他の図書館各1冊
- 合計寄贈冊数:21冊
図書の概要
寄贈された詩集は、20世紀前半のリトアニア文学を代表する詩人サロメーヤ・ネリス(1904-1945)の作品を収録している。自然や人生をテーマにした普遍的な詩に加え、リトアニアを代表する芸術家M.K.チュルリョーニスの絵画をモチーフにした6篇の詩も、原画とともに掲載されている。
問い合わせ先
- 文化・交流課 交流親善担当:0463-25-2520
- 教育総務課 企画担当:0463-35-8113
- 中央図書館 奉仕担当:0463-31-0428
筆者のコメント
年末年始、家族で図書館に足を運ぶ機会も多くなるこの季節、新たに加わったリトアニア語対訳詩集は、異文化との出会いの窓口として素晴らしい選択肢となりそうだ。
平塚市とカウナス市の姉妹都市交流は、湘南の地域文化をより豊かにする重要な取り組みの一つとして注目されている。
普段は馴染みの少ないリトアニアの文学や芸術に触れることで、子どもたちの世界観が広がることを期待している。この機会に、ぜひ家族で図書館に足を運んでみてはどうだろうか。