【鎌倉 観光スポットレポ】円覚寺 - 北鎌倉の象徴的存在のお寺を参拝する②(松嶺院〜洪鐘)

国宝の洪鐘を見てみましょう
鎌倉市山ノ内に【円覚寺】というお寺があります。
全4記事でじっくりご紹介しています。
1記事目はこちらです。
【鎌倉 観光スポットレポ】円覚寺 - 北鎌倉の象徴的存在のお寺を参拝する①(白鷺池〜仏殿)
「仏殿」の左手には「松嶺院(しょうれいいん)」、「選仏場(せんぶつじょう)」、「居士林(こじりん)」などの建物が並んでいます。
「松嶺院」は山野草の咲く季節には特別拝観が行われます。
回遊できるコースがあり、たくさんの草花を鑑賞できますよ。
私が行った時は門が閉まっていて残念でした。
また別の機会に行ってみたいです。
ちなみに、「松嶺院」は「塔頭」と呼ばれる小寺院の一つです。
円覚寺には十九ほどの「塔頭」があります。
「選仏場」とは、仏を選び出す場所という意味で、修行僧の坐禅道場のことです。
また、「居士林」は禅を志す在家のための専門道場です。
東京の牛込にあった柳生流の剣道場が移築されたそうです。
坐禅会が頻繁に開催されているそうですよ。
下の写真は「居士林」入り口の門です。
いったん「仏殿」に戻り、今度は右手を進みます。
国宝の「洪鐘(おおがね)」があります。
とても長い階段を登ります。
頂上には「洪鐘」と、江ノ島弁財天を祀る「弁天堂」があります。
江ノ島弁財天の加護によって洪鐘の鋳造が完成したと伝えられているためです。
「洪鐘」は、関東で最も大きい洪鐘(高さ259.5cm)で、国宝に指定されています。
円覚寺の開基である北条時宗の子である貞時が正安3年(1301)に国家安泰を祈願して寄進したそうです。
北条貞時は洪鐘とあわせて弁天堂を建立し、円覚寺の鎮守としました。
「弁天堂」には茶屋もあるのですが、新型コロナウイルスの蔓延後は営業されていないそうです。
いつかまた「洪鐘」を眺めながらゆっくりお茶を飲んで休める日が来るといいですね。
まだまだ【円覚寺】の見どころは尽きませんよ。
こちらの記事もあわせてご覧ください。
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施設詳細
【円覚寺】
■住所:〒247-0062 神奈川県鎌倉市山ノ内409
■電話番号:0467-22-0478
■拝観時間: 3月~11月 午前8:00~午後4:30、12月~2月 午前8:00~午後4:00
■拝観料金:大人 500円(高校生以上)、小人 200円(小中学生)
駐車場なし
アクセス
JR北鎌倉駅から徒歩約30秒