【鎌倉 イベントレポ】中西文彦+kawol samarqandi DUO - 騒音と静寂の境界を歩む
デュオによる圧巻の音宇宙
2022年9月21日(水)に鎌倉市大船にある『ZUMA』で【中西文彦+kawol samarqandi DUO】というライブイベントが開催されました。
中西文彦と、kawol samarqandiという2人のギタリストによる、デュオ演奏でした。
会場の『ZUMA』では毎月第二水曜日に「オープンマイク」というイベントが開催されています。
湘南人でも「オープンマイク」の紹介記事を掲載していますのでぜひご覧ください。
【鎌倉 遊びスポットレポ】ZUMA - 誰もが自由に音楽を楽しむ空間
中西文彦は繊細なガットギターと前衛的なエフェクトを使いこなし、あらゆるジャンルを越境する音楽の放浪者です。
パンカノヴァトリオ CANTO!、CAMINO、7AGITATOなどのバンドやユニットを主宰しています。
また、kawol samarqandiはアコースティックとエレクトリック両方のギターを自在に演奏して独自の世界観を打ち出しています。
「あらゆる形式を越境してゆきながら、 ひたすら弦を弾き、喉を震わせる という意志」をもって演奏活動を行っています。
そんな二人の共演はとても見応えのあるものでした。
当日は休憩を挟んで2セット行われました。
1セット目は、それぞれ10分ほどのソロ演奏が行われました。
先に演奏したのはkawol samarqandiです。
アコースティックギターで、レナード・コーエン作曲の「ハレルヤ」という曲を演奏しました。
ただメロディーをなぞるだけでなく、奇妙なフレーズや予想外のノイズが混ざる即興的な要素の強い演奏でした。
kawolの音世界が存分に味わえました。
次は中西文彦です。
ガットギターで弾いたフレーズをルーパーでループさせたり、小さな打楽器を巧みに絡ませていきます。
スリリングな展開により、緊張感が持続する演奏でした。
休憩を挟んでからスタートした2セット目はいよいよデュオ演奏です。
30分ほどをノンストップで演奏しました。
二人の息遣いが呼応し、各自のソロとはまた違った物語が展開されます。
騒音と静寂の境界を歩むかのような彼らの演奏は、音楽の計り知れない豊かさを伝えてくれました。
中西文彦とkawol samarqandiは湘南エリアでも精力的にライブ活動を展開しています。
みなさんもぜひ音楽の深淵を体感してみてはいかがでしょうか。
イベント詳細
【中西文彦+kawol samarqandi DUO】
■開催日:2022年9月21日(水)
■開催場所:ZUMA(〒247-0056 神奈川県鎌倉市大船1丁目17−6)
■参加費:投げ銭
■電話番号:0467671576
※駐車場なし
アクセス
JR・湘南モノレール大船駅から徒歩約4分