【葉山 学びスポットレポ】葉山 マンホールの蓋 - ヨット発祥の地!色鮮やかなマンホールの蓋に出会う
マンホールは路上のアート!
手軽で誰もが見ることのできる路上アートとして近年じわじわと人気を集めている「マンホールの蓋」。
マンホール愛好家を「マンホーラー」や「蓋女」と呼び、マンホールを探す活動を「蓋活」なんて言ったりするそうです。
旅行先での「蓋活」が趣味でしたが、最近は湘南エリアの「蓋活」を楽しんでいる筆者。
今回は、湘南の路上アート・葉山編をご紹介します。
葉山のシンボルを詰め込んだデザイン
画像出典:写真AC
葉山はヨット発祥の地!
明治45(1912)年、慶應義塾の水泳部が伴走用の備品として作ったヨットを森戸沖で帆走させました。これが日本の近代ヨットの草分けとなったと言われています。
(参考:葉山町(2015)『町制施行90周年記念 葉山町の歴史とくらし』)
葉山港の入口には「日本ヨット発祥の地」と彫られたセール型の石碑が立ち、春秋のインカレなどでは、50校近くの大学が参加するレースが葉山沖で行われます。
画像出典:写真AC
町の花・つつじ、町の木・黒松は、昭和55年3月3日に制定されました。
町の鳥・うぐいすは、応募で票の多かったうぐいすが採用され、平成4年1月10日に制定されています。
葉山に縁のあるモチーフを、マンホールの蓋に詰め込んだデザインがこちらです!
葉山の象徴である海とヨットが力強く描かれ、その周りに葉山町の花・鳥・木があしらわれています。
このマンホールデザインは、町の至るところで見ることができますよ。
葉山御用邸の近くには・・・
葉山には、葉山御用邸があります。
皇居から最も近い御用邸であることから、両陛下をはじめ皇族の方々がしばしばお越しになるそうです。
厳重に警備された葉山御用邸。
敷地の外観を眺めながら通るだけでも、背筋がピンと伸びるような風格が感じられます。
葉山御用邸前の向かいには「恩光碑」と書かれた碑があります。
「恩光碑」の足もとには、カラーマンホールがあります。
色鮮やかに彩られたカラーマンホールは、葉山ではここでしか見られないそうですよ!
葉山御用邸の向かいに設置されているなんて、何だか感慨深いマンホール探しになりました。
その他マンホールの蓋
防火貯水槽用のマンホールの蓋は、他の地域にもあるデザインと一緒ですが、しっかりと「葉山町」と刻まれ、イエローで目立っています。
小ぶりの白いマンホールの蓋には、ひらがなで「はやま」と書かれています。こちらも、町内の至るところで見られます。
最後に
海と山が近接する自然豊かな葉山の特徴を捉えたマンホールの蓋、素敵でしたね。
通常のマンホールの蓋探しは、気軽な気持ちで探していることが多い筆者ですが、今回、葉山御用邸付近を散策したときは、スッと背筋が伸びるような良い緊張感があり、他の市町とは異なる楽しさがありました。
葉山の歴史や自然を感じて散策する際には、ぜひ足もとのマンホールの蓋にも注目してみてくださいね!
地図
【カラーマンホールの蓋】
■住所:〒240-0116 神奈川県三浦郡葉山町下山口1439付近 (葉山御用邸前交差点付近)