【葉山 体験スポットレポ】葉山ビーチレスリングクラブ - 葉山から世界へ
日本初「ビーチレスリングクラブ」
そんなキャッチーな言葉につい目がいってしまいがちですが(勿論私もその1人ではありますが)、本質的なところは「スポーツ」であり、「自然」のなかで、“丈夫なココロとカラダをつくること”、なのだと代表の田中さんのお言葉から感じました。
今回は、そんな「葉山ビーチレスリングクラブ」の見学&体験レポをご紹介したいと思います。
海と共に、自然と共に
文字通り、ビーチレスリングということで、活動場所は砂浜。目の前には、葉山の代名詞でもある海が広がっています。
潮風や海の匂い、夕陽の温かさや眩しさ、波の音、それら全てに包まれ、感じ取りながら裸足になって身体を動かせる時間は、それだけで、特別なひと時のようにも感じられます。
西陽に傾いた夕方16時から活動が始まります。学校を終えた子どもたちが続々と集まってきました。
この日は、前述の通り「葉山ビーチレスリングクラブ」が“日本初のビーチレスリングクラブ”であることと、それが先月4月から始まったばかりということからかテレビの取材もきていました。
初めて参加する子どもたち(我が家も含め)も何組かいたのですが、不思議なもので、「自然」の中では初めて同士の子どもたちも、初めてやってみる動きでも、すんなり受け入れて動こうとしてみたり、自然と表情も和らいで馴染んでいく様子が伝わってきました。
誰にとってもこの「自然」という場所が、等しく受け入れてくれる場所であり、それが伸び伸びとした子どもたちの動きを引き出してくれているようでした。
まさに「自然」のなせるパワー。
やってみたい気持ち
砂浜を利用した準備運動の動きは、最初は簡単なものから始まり徐々に難しくなっていきます。そんな動き?という、ちょっと不思議な動きも代表の田中さんの分かりやすい声かけで子どもたちも笑顔になります。
横一列に並んだみんなより手前からスタートしている子、動きはよくわかっていないけどやってみる子、いろんな子がいて、それでもみんなが「やってみたい」と思っていることがよく伝わって、そんなところが尊重されているようにも感じました。
それは、タックルの練習で「やってみたい子は列んで〜」の一言にも現れているようにも感じました。
初めての子、恥ずかしい子、様々な子どもたちがいて、でも最後は自分でどうするか決める、便利な時代になっても自分がどうしたいかを、誰かや何かに委ねず選び取る。小さなことかもしれませんが、そういった選択に迫られるシーンというのは、「スポーツ」や「自然」での活動の中には多いのかもしれないと感じると同時に、そのような経験を積む機会を子どもたちにもたせてあげたいと親目線からも思いました。
大人(私)は、色んなことをグルグル考えたりもしていましたが、純粋に楽しむ子どもたちの様子を見ているとそれだけでも十分だということに改めて気がつかされます。
葉山から世界へ
田中さん曰く、レスリングは殴らない、蹴らない、極めない。誰でもできる紳士な取っ組み合いスポーツとのこと。子どもたちをみていても、砂の上で踏ん張ったり押し合ったり、難しく考えず先ずは組んでみようと一生懸命になる姿が印象的でした。
2028年ロサンゼルス五輪では女子ビーチレスリングが正式種目入りする動きも高まっているそうです。
ここ葉山のビーチから、世界へ。
多くの子どもたちが、ビーチレスリング、スポーツ、自然、を通して様々に感じ取り広い世界へ羽ばたいていって欲しいと心から感じさせてくれる体験となりました。
クラブ詳細
【葉山ビーチレスリングクラブ】
■活動場所:葉山公園周辺海岸 現地集合解散
■電話番号:090-3727-7361(代表:田中幸太郎)
■活動日時:毎週木曜日16:00~17:45
■参加費:初回体験無料、クラブメンバー:8000円/月、単発利用10,000(4回分・友人と共有可)
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