10月オープン「子ども第三の居場所」湯河原町で助成決定書授与式を実施

家庭環境や経済的理由などさまざまな事情により、家で過ごすことが困難な子どもたちが、放課後から夜間までの時間を過ごすことができる拠点として整備を進めている「子ども第三の居場所」。現在全国に146ヶ所設置され(2023年2月末時点)、全国500ヵ所の設置を目指している。
「子ども第三の居場所」湯河原拠点は、2023年10月のオープンを予定しており、湯河原駅から徒歩3分の湯河原駅前通り明店街に位置する2階建ての建物を改修して作られる。
行政、民間、住民、企業の方々と協力し、誰一人取り残さない地域子育てコミュニティをつくることで、「みんなが、みんなの子どもを育てる社会」を目指していく。
地域で活躍する大人を中心とした多様な学びのワークショップを実施し、湯河原町内にロールモデルとなる大人との出会いの場を提供する。
それに伴い、湯河原町とB&G財団(東京都港区)は、2023年3月8日(水)に「子ども第三の居場所」助成決定書授与式を実施した。
授与式には、湯河原町 冨田幸宏町長、高橋正副町長、菅沼浩行教育長、運営団体「一般社団法人ユガラボ」 山田貴子代表理事、坂倉杏介理事など、関係者7名が出席。
B&G財団常務理事 朝日田智昭から冨田幸宏町長に施設整備費及び拠点運営費として、3年間で総額7,880万円を上限とする助成決定書を手渡しした。
冨田町長は式典で、「2016年、湯河原町において子どもの居場所づくりの活動が始まりました。その発展的な場所として、『子ども第三の居場所』を位置付けたい。コロナの影響で色々なダメージが発生している中で、私が一番気になるのは、人と人とのつながりが切れてしまっているのではないかということです。『子ども第三の居場所』という場を活用し、大人だけでなく、地域や年代を超えて、みんなで協力し合いながら、人と人とのつながりを取り戻すことを目指したい」と話した。
